質問
お腹が冷たい!?
内臓を暖めると良いと良く聞きます。
お腹を触ると冷たい気がするのですが、これって冷え性ということでしょうか?
回答
「内蔵型冷え性」という症状ですね。手足などが冷たくなる「末端型冷え性」の方とは違って、ご自身が冷え性と感じにくいかもしれませんが、内臓の冷えによって引き起こる疾患や不調はたくさんありますので、注意していただきたいところです。
内臓の冷えが起こると、内臓の働きが低下し、便秘や下痢、生理不順や不妊、血行不良から腎臓機能も低下し、目の下のクマも出やすくなりますね。
内臓が冷えるということは、体温も低下していきますから、免疫力も落ち、風も引きやすくなります。
考えられる原因は、極端に内臓を冷やす食べ物を食べていること。
スムージーなど氷が入った冷たい飲み物はもちろん、サラダや生の食材など、体温よりも冷たいものは、食べた直後からお腹が冷たくなっているのがわかると思います。胃を冷やすということは、みなさんも寒い時期に体がこわばるように、内臓も寒さには弱く、機能をストップしてしまいます。
簡単に改善しやすいオススメの方法は、「白湯」を飲むようにすること。
朝起きてからも、食事の前も、食事中も、喉が乾いたときも、白湯を飲むように心がけてみましょう。
胃が温まり、お茶やコーヒーなどではなく、水分を摂取しておりますから、老廃物も流しやすくなります。
また、お食事前などに摂取することにより、胃を活性化できている状態になるので、消化吸収もよくなっていきますね。
温かいものを飲むと、ほっとしますし、安らぎます。
空腹時も白湯を飲むと心地が良くなるので、食欲も抑えられます。
白湯がなくても、食事のときはお味噌汁など温かいものから食べてみるのも改善につながりやすいでしょう。
適度な運動も心がけつつ、中からも外からもお腹を冷やさないよう、腹巻やカイロなども活用するとよいでしょう。
また、内臓マッサージも効果的です。腸をマッサージすることで、冷えて硬くなった内臓がほぐされて温まりますから、血流もよくなり、便秘も解消していきます。
腸の形や向きにそって、おへその下あたりから、右に「の」の字を描くようにマッサージしていきます。
お腹が冷えているということは、思考も偏り固まりやすいので、内臓を温めて心身ともにリラックスできるように改善していきましょう。
ビューティーフード研究家
室谷真由美
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