もうすぐハロウインですね。
ハロウインでお馴染みの食材といえばかぼちゃです。
このかぼちゃ、実は女性にうれしい美肌効果バツグンの野菜なんです。
そんなかぼちゃのもつ美容パワーを紹介します。

疲労回復と免疫強力アップ

かぼちゃが持つ体にうれしい成分の中で、特に含有量が多いのがβ－カロチン。
このβ－カロチンはビタミンAのことで、風邪やC型肝炎といったウイルス感染を防ぎ、免疫力を高めてくれる成分です。
冬至はかぼちゃを食べる風習がありますが、これはビタミンAが鼻や喉の粘膜を強くし、細菌感染を予防するため。
寒さが本格化する前にかぼちゃを食べることが、秋冬の風邪予防と考えられていたのです。

また、かぼちゃは疲労回復につながるカリウムも豊富な野菜。
ミネラルであるカリウムは筋肉の緊張を和らげ、体に蓄積された疲れを解消してくれる成分です。
立ち仕事で運動量が多い人も、デスクワークで長時間座り続けている人も、一日働いた体は疲れが溜まっています。
翌朝に疲れを残さないために、夜ご飯にはかぼちゃを一品追加してみてはいかがでしょうか。

貧血や冷え性改善

かぼちゃは野菜の中でもトップレベルのビタミンEを誇る野菜。
このビタミンEは体の老化を防ぐ抗酸化作用が高く、別名「若返りのビタミン」とも呼ばれています。
ビタミンEは血管を拡張させる作用があり、血行不良を改善してくれる栄養素です。
女性に多い貧血は血行不良によって体の隅々まで栄養が運ばれないのも原因の一つなので、かぼちゃのビタミンEは貧血改善につながります。

同じく女性が悩む冷え性も血液の循環が滞り、足や手が冷えてしまうのが主な原因。
ビタミンEは血行不良を改善して、貧血、冷え性の解消、さらに肩こりや頭痛を和らげてくれます。

アンチエイジングで美肌を作る

老化の原因である酸化を防ぐには、抗酸化作用の高いビタミン類を取り入れるのがおすすめです。
かぼちゃには三大抗酸化ビタミンと呼ばれているビタミンE、ビタミンC、β－カロチンがとても豊富。
特にβ－カロチンは野菜の中でもトップの含有量です。
ビタミン類は熱に弱く調理中に破壊されることが多いですが、かぼちゃが持つビタミンは熱に強いんです。
ですから、火を通した調理後も栄養をしっかり摂取できるんです。

β－カロチンは体の中でビタミンAに変換されますが、このビタミンAは皮膚の粘膜の働きを整える作用を持っています。
肌に必要な水分、油分の調整を行ってくれる栄養素です。
そのため、肌荒れや乾燥肌を防ぎ、美肌に導いてくれる女性にうれしい作用も。

ビタミンCは高い抗酸化力の他、紫外線によるダメージで生成されるメラニン色素を阻害する作用があります。
これにより、シミやそばかすができにくい肌環境を作ってくれますよ。

便秘解消

かぼちゃは食物繊維が豊富なので、便秘を解消してお通じを良くしてくれます。
特に皮の部分に多く含まれているので、かぼちゃを調理する際は皮ごと火を通して食べるようにしましょう。
腸内に溜まった老廃物がスムーズに排出されれば、ぽっこりお腹も解消される上、消化スピードが早くなるので余分な糖質や脂質の吸収を防ぐことができますよ。

かぼちゃ自体もお腹が膨れる食材ですので、食事の中に取り入れれば食べ過ぎ防止になりダイエットをがんばる女性を応援してくれます。

かぼちゃを食べて体の内側から美しくなろう

かぼちゃはビタミン類、鉄分、カリウムなどのミネラル、さらには食物繊維と女性にうれしい栄養素が詰まった野菜です。
これから寒さが厳しくなる冬に向けてかぼちゃを食べれば、風邪などの感染症の予防にも。
甘くてホクホクしたかぼちゃは、そのまま煮物にしてもスープにしてもおいしく食べることができますし、スイーツにも使える万能な食材でもあります。
料理のバリエーションが豊富なので、色々な調理法を試して毎日の食事にかぼちゃを取り入れていきましょう。

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