夏が終わった頃から、お風呂上がりに肌が乾燥するようになりました。
顔はすぐに保湿するようにしていますが、手足が乾燥してかゆいこともあります。
どうして乾燥してしまうんでしょうか？
ケア方法も教えてください！

お風呂上がりに顔や体が乾燥する原因は？

一日の終わりにゆっくりとお風呂に浸かる時間は、体の疲れを癒してリラックスする大切な時間ですよね。
しかし、入浴の仕方によっては顔や体が乾燥しやすくなり、肌荒れやかゆみといった肌トラブルの原因になることも。
お風呂上がりに肌が乾燥する主な原因は、次の2つがあります。

顔や体の洗いすぎ

汚れをしっかり落とそうとして、顔や体をゴシゴシと擦っている人は要注意。
タオルやスポンジの摩擦は、肌の表面にある角質や皮脂をこそぎ落としてダメージを与えてしまいます。
特に女性はクレンジングの次に洗顔するなど、洗う回数が多く時間も長くなりがち。
汚れが残ったままなのも肌には良くありませんが、顔や体の洗いすぎも本来必要な皮脂や角質まで取り除いてしまい、乾燥肌が加速する原因になるのです。

お湯の温度が高すぎる

秋や冬など気温が下がる時期になると、体を温めようと温度を高くしたお風呂に入っていませんか？
本来肌は皮脂で表面を覆い、外部の刺激からガードしているバリア機能が備わっています。

しかし、熱いお湯に浸かるとこの皮脂が溶け出していくので、肌がとても無防備になり乾燥しやすい状態に。
特に設定温度が40度以上だと皮脂が溶け出しやすくなり、お風呂上がりに肌のつっぱりが気になったり、かゆみが出たりといった症状を引き起こすことがあります。

お風呂上がりの乾燥を防ぐための対策

入浴中は肌をこすりすぎない

まずは顔や体を洗う際に、肌をこすりすぎないことが大切。
基本的に肌についた汚れは、お湯で洗い流すだけでもある程度きれいに落とすことができています。

そのため、絶対にゴシゴシとこすらないでください。
表面を優しくなでるように顔や体を洗いましょう。
また、洗顔料やボディソープは泡立てネットでしっかりと泡立てて使うと、肌との摩擦を減らすことができますよ。

お風呂上がりの保湿は5分以内に始めよう

お風呂上がりの肌からはどんどん水分が抜けていってしまうので、1分でも早い保湿が必要です。
入浴中は肌が水分で濡れているので、うるおっているように見えます。
しかし実際は、肌のうるおいを保つ皮脂などが流れだしている状態です。

お風呂上がりは入浴前よりも肌が乾燥しやすい状態なので、5分以内に保湿をスタートしましょう。
肌についた水分を自然乾燥させると、うるおいも一緒に蒸発してしまうのでタオルで全身の水滴を拭き取ってから保湿を始めてください。

また、化粧水だけだとすぐに蒸発して肌が乾燥してしまうので、乳液やクリームでフタをしてうるおいを閉じ込めましょう。

部位別に保湿アイテムを使い分けよう

全身の保湿ケアをボディクリーム一つにしている人も多いですが、部位によって保湿アイテムを使い分けるのがおすすめです。
特にヒジ、ヒザ、かかとは乾燥しやすく、湿度の低い秋や冬になると粉をふいたりひび割れたりすることもありますよね。

そのため、ボディクリームを全身に塗り込んだら、さらに乾燥が気になる部位にオイルを塗り込みましょう。
シアバターやホホバオイルなど、保湿力の高いオイルで念入りにケアをして乾燥を防いでください。

また、自分の手では届きにくい背中も乾燥によってかゆみが起こりやすい部位。
背中をしっかり保湿するためには、保湿成分が配合された保湿入浴剤を使う方法がおすすめです。

保湿入浴剤を使えば、時間がないときや塗り忘れが気になるときでも全身をしっかりとケアできるので、お風呂上りに慌てて保湿をしなくても問題ありません。
ヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分が配合された入浴剤を選びましょう。

お風呂上がりの乾燥は5分以内の保湿ケアで対策

夏は湿度が高く汗をたくさんかくので、あまり肌の乾燥が気にならない人も多いです。
しかし、秋や冬になると湿度が下がり乾燥しやすくなるので、お風呂上がりに保湿ケアをしないと乾燥肌が悪化してしまうかもしれません。

肌にダメージを与えないよう、入浴中は体を強くこすらず少しぬるめのお風呂に入りましょう。
またお風呂上がりの肌はとても乾燥しやすいので、5分以内には保湿ケアができるよう、お風呂場の側にケアグッズを用意しておいてくださいね。

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