乾燥肌、アトピー肌がさらに悪化!?冬場の入浴に要注意!

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乾燥肌、アトピー肌がさらに悪化!?冬場の入浴に要注意!

ひどい乾燥肌やアトピーの方にとって、冬はとってもつらい季節ですよね!
デリケートな肌はお風呂場でも注意してケアしないと悪化してしまうかも。
お肌に乾燥トラブルを抱えがちな方がバスタイムで注意したいことをご紹介します!

どうして入浴すると乾燥やアトピーが悪化してしまうの?

お風呂に入ると肌が濡れるので、乾燥とは無縁のイメージがありますよね。
実は入浴すると乾燥肌やアトピーが悪化するのは、入浴後に起きる「過乾燥(かかんそう)」によるもの。
この過乾燥とは、お風呂から上がった後に肌の水分が蒸発して、乾燥が起きた状態のことを言います。

体が温まった入浴後は毛穴や角質細胞の隙間が大きく開き、皮膚の内側にあった水分が瞬く間に蒸発してしまいます。
その結果、肌の乾燥が加速してアトピーの状態も悪化する原因に。
特に冬は空気が乾燥しているので、入浴方法に気をつけないと肌のカサカサがなかなか改善しません。

しかし、正しい入浴方法を心がければ、乾燥肌やアトピー肌の改善に効果が期待できます。
冬だからこそ、入浴方法に気をつけて乾燥知らずの肌を手に入れましょう。

冬の入浴で注意したいこと

それでは、冬に入浴するときはどんな点に気をつければ良いのでしょうか?
普段から心がけたいポイントをまとめましたので、意識して入浴してみてください。

お風呂の温度

お風呂は、38~40度程度の少しぬるめの温度にして入浴してください。
熱いお風呂が好きな人もいますが、肌が弱っているときは40度以上のお湯に浸かると肌の角質層を傷つけて、乾燥やアトピーを悪化させてしまいます。
皮膚に刺激を与えないよう、ぬるめのお風呂に10分程度浸かるようにしましょう。

また、お風呂に長時間浸かり過ぎると必要な皮脂や油分まで落とし切ってしまいます。
肌が荒れているときは長湯をしないよう半身浴は控えるのがおすすめです。

洗顔フォーム・ボディソープの選び方

顔や体を洗うソープはアルカリ性と酸性のタイプがあります。
アルカリ性のものは洗浄力が高く、汚れをすっきりと落とすことができますが肌への刺激も強いです。
そのため、乾燥肌やアトピーがある人は肌と同じ弱酸性の洗顔フォームやボディソープを選びましょう。

また、お風呂上がりに肌が乾燥しないようにうるおい成分が配合されたタイプを選ぶのも大切です。
ヒアルロン酸や植物性セラミドは肌のうるおいを閉じ込めて蒸発を防ぐため、肌が乾燥しづらくなります。

また、年齢を重ねるごとに肌にあるセラミドは徐々に減っていくので、加齢による乾燥肌であればセラミドが入ったタイプを積極的に選びましょう。

シャンプーの選び方

冬は空気の乾燥によって、頭皮の皮脂の分泌量も低下しています。
乾燥から髪と頭皮を守るには、まず洗浄力がマイルドなシャンプーを選ぶことが大切。

洗浄力が強いシャンプーには「ラウレス硫酸Na」や「ラウレス硫酸アンモニウム」が配合されています。
洗浄力があるため頭皮がさっぱりとしますが、必要な皮脂や水分まで奪われて乾燥肌やアトピー肌の原因に。
また、頭皮を保湿するにはアミノ酸シャンプーなど低刺激で優しく髪を洗い上げるタイプがおすすめです。

正しい体の洗い方

体を洗うときは上から下に向かって洗い上げていくのが基本です。
体→頭の順で洗うと、せっかくお湯で流した体にシャンプーの成分が付着して、肌荒れの原因になってしまいます。
頭→体の順に洗えば汚れが下へと落ちていき、成分が肌に残りにくくなります。

また、洗うときは手や指を使って優しく揉むようにしていくのがポイント。
垢すりタオルなどは使わず、肌への刺激の少ないスポンジか素手で洗うと、摩擦が減って肌に優しいです。
特にアトピーの炎症が強い部分は、手のひらで優しくなでるように洗ってください。
すすぐときは泡が残らないように、手で全身をなでながらていねいに洗い流していきましょう。

入浴剤の使い方

アトピーなどの炎症があると、入浴剤を使っていいのか不安に思う人もいるでしょう。
もし入浴剤を使うのならば、肌に優しい成分や保湿成分が含まれたものを選びましょう。
たとえば、ナトリウムが豊富な「無機塩類系」の入浴剤は、血管を広げて血流を改善し、傷ついた肌を修復してくれます。
また、「薬用植物系」の入浴剤は漢方薬に用いられる生薬が配合されていて、炎症の抑制や殺菌効果もあります。

反対に、香料や合成保湿剤が配合された入浴剤は肌に刺激が強く、アレルゲンになってしまうこともあります。
入浴剤を選ぶ際はできるだけ無添加のものを選びましょう。

冬は肌をいたわりながら入浴しよう

冬は空気が乾燥しているため、普段よりも入浴後に肌のうるおいが蒸発して、乾燥肌やアトピー肌を悪化させてしまいます。
そのため、肌への刺激の少ないシャンプーやボディソープを選び、お風呂の入り方にも気をつけましょう。
正しい入浴法を意識すれば、肌のうるおいを保って乾燥する冬に負けない美肌を作ることができます。

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