酒粕パックで美白美肌が作れちゃう!?作り方と効果をご紹介
最近、お酒を原料にした化粧品をよく目にするようになりましたよね。
手作りできる「酒粕パック」は効果抜群と大人気!
保湿や美白にとっても効果がある酒粕パックの作り方、使い方をご紹介します!
酒粕とは?
酒粕(さけかす)は、日本酒を発酵させる時に出た、「もろみ」を絞ったものです。
もともと日本酒は、蒸したお米を米麹と混ぜ合わせて発酵を起こし、完成したもろみを絞った液体でできています。
その残りカスが酒粕であり、お米の豊富な栄養がたっぷり含まれた健康食品として、化粧品メーカーからも注目されています。
酒蔵でお酒を作っている杜氏さんたちは、手が透き通っているように白く美しいとの話を聞いたことはありませんか?
杜氏さんの仕事を研究した結果、この手の美しさは毎日のように触れる酒粕にあることがわかったのです。
それからというもの、その美白効果が注目され高級化粧品の数々に酒粕の成分が配合されるようになりました。
そんな酒粕を直接肌につける「酒粕パック」が、美容に敏感な女性の間で話題を呼んでいます。
酒粕は甘酒や粕汁などで口にすることが多いですが、顔に塗ってもたくさんの美容効果が得られますよ。
酒粕の美容効果
美白効果
酒粕には美白効果の高い栄養素がたっぷりと含まれています。
その代表が、チロシナーゼを抑制する「アルブチン」という成分。
チロシナーゼとはシミやそばかすの原因になる酵素で、アルブチンはチロシナーゼの働きを抑制して肌を白く美しくする効果があります。
アルブチンの優れた美白効果は、別名「お肌の漂白剤」と呼ばれるほど。
他にも美白成分と言えばハイドロキノンが有名ですが、アルブチンの方が安全性の高さが認められていて敏感肌の人にもおすすめの成分です。
また、酒粕には「コウジ酸」という発酵代謝質が含まれており、こちらも高い美白効果があることで有名。
メラニンの生成を抑えるだけでなく、AGEsという肌のくすみの原因物質の働きを防ぐ効果もあり、加齢による肌トラブルの改善にもおすすめのアイテムです。
保湿効果
酒粕には、「保湿の王様」と呼ばれる「プロリン」という必須アミノ酸も豊富に含まれています。
肌のハリや弾力に欠かせない成分で、年齢による乾燥を防いで若々しい肌を保つ効果があります。
また、原料の米麹に含まれる酵母も保水性が高い食材で、肌の水分蒸発を防ぐ効果も。
乾燥や紫外線から肌を守り、適切な水分量をキープしてくれる高い保湿力を持っています。
肝斑(かんぱん)を薄くする
30代以降の女性の肌にできやすいシミである肝斑(かんぱん)を薄くする効果もあります。
肝斑はホルモンバランスの乱れなどが原因で起こりますが、コウジ酸の高い美白効果はしぶとい肝斑を薄くする効果が認められています。
手作りで手軽にできる酒粕パックは、肌に優しくお手頃なので年齢による肝斑肌に困っている人にもおすすめの美容法です。
酒粕パックの作り方
それでは、酒粕パックの作り方をご紹介します。
酒粕はスーパーのお豆腐売り場などに売っていることが多く、一袋300円ほどで購入できますよ。
・材料
酒粕…100g
精製水…120ml
ビニール袋
・作り方
1.ビニール袋に酒粕を細かくちぎって入れます。
2.そこに精製水を加えて、ビニール袋ごと揉み込んで材料を一緒に混ぜ合わせます。
3.プレーンヨーグルトよりも少し固いくらいの粘度になったら完成です。
ちなみに、酒粕がうまく溶けないときは電子レンジで数十秒加熱すると精製水と混ざりやすくなります。
酒粕パックの使い方と注意点
・使い方
1.顔を洗顔して清潔にします。
2.作った酒粕パックを手の平に乗せて、顔全体に伸ばしてパックをします。
3.10~15分ほどパックして、酒粕が乾燥するのを待ちましょう。
4.ぬるま湯で酒粕を洗い流し、いつものスキンケアを行います。
・注意点
酒粕は人によってアレルギー症状が出ることがあるため、必ず事前に手の甲などでパッチテストを行いましょう。
また、作った酒粕パックは冷蔵庫なら1週間程度、冷凍庫なら3週間程度保管することができますよ。
一回分ずつを小分けしてビニール袋に入れると、雑菌が入りづらく清潔で安全に使えます。
酒粕で白く美しい肌を目指そう
お手頃価格で続けやすい酒粕は、毎日のパックにもおすすめの食材です。
紫外線によるシミよりも改善しにくい肝斑を薄くする効果もあるほど、高い美白力があるため、年齢による肌トラブルに悩んでいる人は酒粕パックで美しい肌を取り戻しましょう。
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