コタツが乾燥肌や風邪、脳梗塞の原因に!?冬の脱水に要注意です
寒くなってきて、そろそろコタツの出番ですね。
ついついコタツに入りっぱなしになる季節ですが、気をつけないとコタツは乾燥肌や風邪の原因になってしまいます!
更に、もっと怖い病気につながる危険性も!?
「コタツで寝ると風邪をひく」その理由をご紹介します。
コタツで長時間過ごすリスクとは?
寒さが厳しい冬は、コタツに入ってぬくぬくと過ごすのが気持ちいいですよね。
しかし、コタツで寝ると風邪をひくと言われるのには、それなりの理由があります。
風邪だけならまだいいものの、最悪命を落とす危険性がある病気を発症することも。
コタツで長時間過ごすことで起こる、さまざまなリスクをご紹介します。
体温調節ができず風邪をひきやすくなる
コタツに入ると眠くなるのは、体の場所によって温度差が生まれるのが原因。
コタツに入っている足が温まると、体温を調節しようと上半身の温度を下げる働きが起きます。
体は温まっている部分を中心に血液が集まるので、下半身に血液が集中すれば脳の血液量が減少します。
その結果、脳の働きが低下して眠くなってしまうのです。
上半身と下半身の温度差が激しいと、体温調節のバランスが崩れ自律神経が乱れる原因にも。
自律神経の乱れによって免疫力が低下して、風邪をひきやすくなります。
脱水症状
温かいコタツで過ごしていると、気づかないうちに大量の汗をかいています。
布団で眠るよりも短時間で何倍もの汗をかくため、眠ってしまうと、起きた時には喉がカラカラで脱水状態になっていることも。
寝起きにめまいや頭痛、むくみを感じるようであれば体内の水分が不足している可能性があります。
特に一度コタツに入ると、飲み物を取りに行くのも面倒で長時間過ごしてしまいがち。
脱水状態に気づかないでいると、最悪意識障害を起こしてそのまま命を落とすことも考えられます。
冬でも脱水になることを忘れずに、こまめな水分補給が必要です。
便秘
また、コタツによって脱水になってしまうと、便秘にもつながります。
冬は体温を保つために代謝がアップするので、実は夏よりも痩せやすい時期です。
しかし、コタツで体を温め続けると水分を溜め込もうとして代謝が低下し、太りやすく痩せにくくなってしまいます。
体が生命維持のために腸内の老廃物からも水分を吸収しようとするため、便が固くなって便秘になりやすいのです。
脳梗塞や心筋梗塞
心筋梗塞は心臓のそばの冠動脈が塞がり、血液が送れなくなった状態のこと。
血液が循環できないと心筋が壊死してしまい、最悪死に至ることもある危険な病気です。
同じく脳梗塞も脳の血管の一部が詰まって、意識障害や言語障害を起こす重病。
コタツに長時間入っていると脱水になると説明しましたが、脱水状態が長引くと血液中の水分も減少してドロドロの状態になります。
ドロドロした血液は血管内に壁を作って、冠動脈や脳の血管を塞いでしまうのです。
実際に、コタツで寝たことで心筋梗塞を発症し亡くなられた方もいます。
コタツ寝によるリスクを減らすには?
コタツによる健康被害をできるだけ防ぐには、どんなことに気を付ければいいのでしょうか?
同じ姿勢でコタツに入らない
コタツを使っている時は、こまめに姿勢を変えて体を温める場所を変えていきましょう。
同じ姿勢でいると、その部分の血液がドロドロになり血栓ができやすくなります。
そのため、コタツは首まで入らず足元だけを温める程度にしましょう。
また、横になっているとついそのまま長時間過ごしてしまうので、座椅子を使うなどして座っても過ごせる環境を用意してください。
声をかけあう
コタツに入っていると、気づかないうちに眠ってしまうこともあります。
家族が眠っているのを見つけたら、声をかけて起こしてあげましょう。
また、コタツで眠ることの危険性を周りに伝えて、自分が眠ってしまったときもすぐに起こしてもらってください。
コタツ寝の危険は犬や猫などのペットも同じですので、コタツ好きのペットがいたらこまめに電源を切るなどして、長時間コタツに当たらないように気を付けてあげましょう。
コタツの温度を低く設定しておく
コタツの温度はできるだけ低く設定しておくことで、外との気温差を少なくして風邪予防になります。
また、コタツを低くしただけでは寒いときは、上半身に毛布をかけたり温かい上着を羽織ったりして体温調節しましょう。
暖房をコタツだけに限らず、エアコンやヒーターなど部屋全体を温める暖房器具を使うのもおすすめです。
ただし、これらの暖房器具も空気を乾燥させてしまうので、こまめな水分補給や加湿を心がけてください。
コタツでのうっかり寝に注意しよう
冬に欠かせないコタツですが、長時間使用するのはとても危険です。
体が乾燥すればむくみや太りやすさの原因にもなるので、コタツで眠りそうなときは早めに電源を切っておくなど、体が温まり過ぎないよう対策をしましょう。
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