つらいしもやけを早く治すには?かゆみへの予防と対策をご紹介

つらいしもやけを早く治すには?かゆみへの予防と対策をご紹介

寒くなると毎年手足がしもやけになってしまいます。
かゆくて集中できないし、洗い物をするのもつらいです。
そもそも、どうして寒くなると手足がしもやけになってしまうんでしょうか?
つらいかゆみを落ち着かせる方法があったら、予防と合わせて対策を教えてください!

冬にしもやけが起きるのはどうして?

手や足の指先にできる「しもやけ」は、一度なってしまうとなかなか治らず、かゆみや痛みに長い間悩まされる人も多いですよね。
でも毎年のことだからしもやけになるのは仕方ない…とあきらめていませんか?

そもそもしもやけになるのは、寒さで血行障害が起き血液のめぐりが悪くなることが原因です。
水仕事で手を冷やす機会の多い人や、もともと冷え症で手足の先が冷たい人はしもやけになりやすいのです。
特に冬は昼と夜との温度差がとても大きく、冷えによって血管が収縮して血流が悪くなりやすい季節です。

しもやけでかゆみや痛みを感じるのは、冷えで血流が悪い血管が急激に温められると一気に拡張して血液が流れてしまうため。
暖房が効いた部屋に移動したり、冷えた手をこたつに入れたりすると体温が上昇すると、一気に血流が良くなり、血管の周りの神経が刺激されてかゆみや痛みが起きるのです。

しもやけの予防と対策について

そんなつらいしもやけは、ある程度予防することができます。
毎年必ずしもやけになるからとあきらめず、今からでも手足がしもやけにならないための対策を行っていきましょう。

水仕事は温かいお湯を使う

冬場の皿洗いやお風呂掃除は、冷たい水が手にしみてつらいですよね。
この冷たい水に長時間手が触れていると、その部分の血管が収縮してしもやけを引き起こしやすくなります。
そのため、寒い間はできるだけ手の体温を下げないように、お湯を使って水仕事をしましょう。
また、水仕事を終わったらすぐに手を拭いて、水分が残らないようにするのも大切です。

靴下を履いて足を冷やさない

また、しもやけは冷えを感じる部分に起こりやすく、特に足先は血流が滞りやすく冷えを感じる場所です。
足が冷えていると指先がしもやけになってしまうので、家の中でも厚手の靴下を履いて足を冷やさないようにしましょう。
履く靴下はサイズに余裕があって、足首の部分を締め付けすぎないタイプを選んでください。
足を締め付けるような靴下を履いていると、その部分の血流が悪くなってしもやけの原因になります。
靴下だけでなく、ブーツなど冬場に履く靴も同じように、ヒールや先が細くなっている靴などを控えて、ゆったりと履けるものを選ぶのも大切です。

お風呂でマッサージをする

また、お風呂に入るときはゆっくりと湯船に浸かって、全身の血流の流れを良くしましょう。
足先や指をマッサージすると、血流が良くなって冷えの解消につながりますよ。f
ただし、すでにしもやけになっている部分はむやみにマッサージをするのは危険。
しもやけになっている部分は、マッサージによって痛みやかゆみを悪化させることがあるため、しもやけの部分よりも少し離れた手首や足首を中心に優しくもみほぐしてください。

血流を良くする効果がある、炭酸風呂などの入浴剤を使うのもおすすめです。
入浴剤の成分によっては、しもやけの部分がしみることもあるため、発汗作用がある唐辛子などの刺激の強い入浴剤は控えましょう。

ビタミンEを摂取する

ビタミンEが不足すると、血流が悪くなり体が冷えやすくなるので食事やサプリメントから補いましょう。
ビタミンEは、ウナギ、めんたいこ、アーモンドなどのナッツ類、カボチャ、ホウレンソウなどの緑黄色野菜に多く含まれています。
ただし、ビタミンEは熱に弱く壊れやすい性質があるので、加熱していないナッツやめんたいこが特におすすめです。
野菜はサラダにして、植物油をドレッシングにすると、効率よくビタミンEの成分が摂取できますよ。

しもやけは手足の冷えを予防して改善しよう

しもやけは、手足の寒暖差によって血流が悪くなることが原因で起こります。
このしもやけの症状を放っておくと、やがて痛みやはれがひどくなって、何かを持ったり歩いたりするのもつらくなるほど悪化することも。
そのため、しもやけにならないよう普段から冷えを防いで血流を良くするように、食事や入浴方法に注意してみましょう。
また、しもやけになってしまったら悪化する前に皮膚科を受診して、適切な治療を受けることも大切です。

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