冬にストッキングを履くと粉をふく…やっかいなすねの乾燥をケアする方法は?

冬にストッキングを履くと粉をふく…やっかいなすねの乾燥をケアする方法は?

冬にストッキングを履いたときに、すねの部分に白い粉が出ていたという経験はありませんか?
この粉の正体は、乾燥によって剥けてしまった肌の一部なんです。
かかとが乾燥すると粉をふいてしまうように、すねの部分も乾燥がひどくなると角質が乾燥して粉をふいてしまいます。
スカートをはきたいときやお風呂に入るとき、脚の粉ふき肌は気になりますよね。
冬のすねの乾燥を防ぐには、どんなことに気をつければいいのでしょうか?

すねの白い粉の正体と原因は?

乾燥している季節にストッキングを履いたとき、ふくらはぎやすねの部分に出る白い粉の正体は、古くなった皮膚の角質が剥がれて粉状になったもの。
もともと人の肌は表面に角質層があって、紫外線などの刺激から皮膚を守ったり、皮膚の奥深層にあるうるおい成分が外に逃げて行かないよう、乾燥を防いだりする働きを担っています。

この角質層が何らかの原因で乾燥してしまうと、細かい白い粉が足のすねに出る粉ふき足の状態になってしまうんです。
そんな粉ふき足の原因は次のようなものがあげられます。

摩擦によるもの

乾燥している肌にストッキングを履くと、摩擦が起きて肌の表面の角質が傷ついてしまいます。
傷ついた角質は摩擦によって白い粉状になり、ストッキングの表面に浮き出ることがあるのです。
ストッキングは伸縮性があり肌に直接密着するので、まるで体をスポンジで洗っている時のように強い摩擦が起きています。
また、体を洗う時と違って乾いている肌にストッキングを身に付けるので、潤滑剤になるものがなく、摩擦で角質が剥がれて白い粉が出てしまうのです。

乾燥による皮脂の減少

冬は湿度が低く空気が乾燥していて、ほかの季節よりも肌のうるおいが蒸発しやすいです。
そのため、外気で肌の表面が乾燥すると表面の角質層のうるおいも蒸発していき、やがて角質が剥がれ落ちてしまうのです。
また、たとえ温かい室内でもエアコンやヒーターの温風が部屋の水分を蒸発させて皮膚のうるおいを奪っていきます。
粉ふき足を予防するには、冬でも足の乾燥を防ぐための対策が欠かせません。

冬のすねの粉ふきを防ぐための対処法は?

冬のやっかいなすねの粉ふき肌を防ぐには、次のようなことを意識してみましょう。

ストッキングを履く前はボディクリームを使う

入浴後に体にボディクリームを塗る人は多いですが、朝は顔だけにクリームを塗って体に保湿ケアをしない人も多いですよね。
体は寝起きの状態だと皮脂の分泌量が少なく乾燥しているので、ストッキングの摩擦が起こりやすいです。
そのため、少しでも足の乾燥を防ぐために、ストッキングやスキニーなど体にフィットする服は、ボディクリームを塗って保湿をしてから履きましょう。
ボディクリームが潤滑剤になって、肌とストッキングとの摩擦が起きるのを防いでくれますよ。

コーヒーなどのカフェインを控える

また、乾燥は体の中の水分が減っても起きてしまいます。
冬場は夏よりも汗をかかないイメージがありますが、実際は暖房が効いた部屋で過ごすことで、気づかないうちにたくさんの汗をかいています。
そこに利尿作用があるコーヒーや紅茶など、カフェインが入った飲み物をたくさん飲んでいると、体内の水分がさらに減少して乾燥につながっていきます。
また、カフェインには体温を下げてしまう作用もあるため、代謝も低くなり肌のターンオーバーを防いでしまいます。
そのため、冬はコーヒーだけでなくノンカフェインのタンポポ茶やルイボスティーなどを選び、利尿作用が強い飲み物は控えましょう。

体を洗う時は強くこすらない

体を洗う時は、スポンジでごしごしとこすってしまうと肌を傷つけてしまいます。
特にナイロンタオルなど硬い素材のもので足をこすると、必要な皮脂まで落ちてしまうため肌のバリア機能が低下して、より乾燥が進行しやすくなります。
冬のすねの粉ふきに悩んでいる人は、セラミドやヒアルロン酸など保湿成分がたっぷり入ったボディソープを使って優しく洗い上げましょう。
また、体を洗う時のタオルやスポンジも肌への刺激の少ないやわらかい素材を使って、マッサージするように洗い流してみてください。
入浴後は水分が蒸発してしまうので、早めにボディクリームを塗ってうるおいを閉じ込めることも忘れないでくださいね。

足への摩擦を防いで冬の粉ふき足を改善しよう

冬のストッキングを履いたときに起きる粉ふきは、摩擦や乾燥が主な原因です。
しっかり保湿しているつもりでも、空気の乾燥する冬場は足の皮膚もうるおいが逃げやすいので、朝から保湿ケアをして乾燥を防いでください。
乾燥が進むとつらいかゆみの原因にもなるので、保湿対策をして粉ふき足からの卒業を目指しましょう。

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