背中太りは老けて見える!?背中痩せの方法を教えてください!
最近背中に贅肉がついてきた気がします。
お気に入りのワンピースを着てみたらチャックが閉まらなくなっていて大ショック!
後ろ姿もなんだか歳をとって見えるような……。
背中を引き締める方法を教えてください!
背中だけ太って見える原因は姿勢の悪化や筋力低下!
背中でもお腹でも、余計なお肉がついてしまうということは全体的に体脂肪がついているということです。
カロリー収支がプラスであれば、人間の身体は全体的に体脂肪をため込みます。
どこか一部分だけに脂肪をつける、ということはありません。
もちろん構造上脂肪がつきやすい所、つきにくい所というのはありますが、それは基本的にみんな同じです。
ですから根本的に体脂肪を落とす、ということに関しては体中どの部分でも同じで、食事制限と運動が大事ということになります。
でもパッと見て部分的に太ったように見えることってありますよね。
以前と同じように生活しているのに、どうも背中にお肉がついてたるんでるような気がする……
それは姿勢の悪化や筋力低下によるものなのです。
猫背がちな姿勢になり、背中が丸まって頭が前に出ると、当然綺麗な姿勢を維持している人とは骨格や筋肉のバランスは変わってきます。
偏った荷重がかかった背中や肩の筋肉は凝り固まって動きがなくなり、血液やリンパの流れを阻害します。
そうなると同じように脂肪がついていても見え方が変わってきてしまうのです。
さらに筋力が低下してくると、その部分の脂肪は重力に負けてたるんできます。
明らかな運動不足の方はもちろん、普通にしているだけで特に気を付けていなければ年齢とともに筋力は低下していきます。
背中という大きな筋肉のあるところで筋力低下がおきると、なおさら目立ちます。
さらに筋肉量が減少することによって、日常生活における代謝量も低下してしまい、よけいに脂肪がつきやすくなります。
背中は日ごろから本人が直接目にするところではないので、気づいた時には自分の想像以上に贅肉がつきたるんで見えてしまうのです。
背中痩せのために鍛えるべき場所とは
背中を引き締めたいのであれば、もちろん背中を鍛えるべきなのですが、一口に背中と言ってもどの部分を意識すればいいのかが難しいですよね。
背中全体を引き締めたいのであれば、出来るだけ大きな筋肉を刺激するほうが良いでしょう。
具体的には広背筋や僧帽筋、脊柱起立筋といったところです。
脂肪自体を減らしていきたいのであれば、同時に臀部や大腿部といった下半身の大きな筋肉も刺激しましょう。
それにより、身体全体の代謝を上げていくことをお勧めします。
背中を鍛えるとこんなにいいことが!
背中と下半身には全身の7割以上の筋肉が存在します。
その筋肉に刺激を与え、鍛えるということは全身の筋肉に刺激が加わるようなものです。
全身の代謝が上がり、体脂肪の減少にも一役買うことでしょう。
背中の筋肉は姿勢の維持にとっても非常に重要で、欧米人と日本人とのスタイルの差は背中の筋肉の差であると言われているくらいです。
背中に筋肉がつくことによって洋服の似合うメリハリの効いたスタイルを手に入れられるかもしれません。
そして肩から背中、腰にかけての刺激は循環系にも好影響で、肩こりや腰痛の改善・予防にも効果的でしょう。
背中痩せのためのエクササイズ
タオルを使った僧帽筋のエクササイズ
首から肩、背中にかけて大きく広がっている僧帽筋という筋肉を刺激するエクササイズです。
慢性的な肩こりをお持ちの方にも効果的です。
1. タオルの両端を握りバンザイの体勢を作る。
2. 肩甲骨を寄せながらゆっくりとタオルを首の付け根まで下ろす。
このとき頭は前に出てしまわないようにしてください。
3. 肩甲骨を寄せたままゆっくりともとのバンザイに戻る。
4. 以上を10〜20回繰り返す。
タオルは常に頭より後ろに位置し、肩甲骨を寄せたまま動かすように意識しましょう。
肩周りの関節が柔らかい人はタオルを持つ間隔を狭めてみてください。
バードドッグクランチ
体幹トレーニングの代表格であるバードドッグ(ダイアゴナル)に動きをつけたバードドッグクランチ。
腹筋に効くイメージがありますが、背中の引き締めにも効果的です。
体幹の深層や臀部、ハムストリングスなどにも刺激が加わり体幹を総合的に鍛えられるエクササイズです。
1. 膝をついて四つん這いになります。肩の真下に手が、股関節の真下に膝が来るようにして、背中が地面と平行になるように注意します。
2. そこから右手と左足を浮かし、地面と平行になるように伸ばします。
3. 伸ばしきってから、今度は右肘と左膝を引き寄せてお腹の前辺りで合わせます。
4. 右肘と左膝がぶつかったら、ゆっくりと右手と左足を伸ばして再び右手の先から左足の先までが地面と平行になるところまで伸ばします。
5. 以上の動きを10回繰り返します。その間右手と左足は浮いたままです。
6. 手足を入れ替え、反対も同様に10回繰り返します
エクササイズを通して身体はねじれないように地面と並行を維持してください。
エクササイズで若々しい背中を手に入れよう!
比較的簡単にできるものを2つご紹介しましたが、これら以外にもスクワットやランジなどで下半身を同時に鍛えられると良いでしょう。
背中は見た目や健康にとってとても重要な場所にも関わらず、あまり意識して鍛えられることが少ないように思います。
よくトレーニングをしている人たちの中でも、つい見落とされがちです。
ぜひ意識して鍛えてみてください。結構変わりますよ。
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