切干大根は生の大根を乾燥させたもので、うまみが濃縮して栄養価もぐっと高まっています。
今回ご紹介する「洋風切干大根」では、生の大根100gで約1gしか摂れない食物繊維が、1食分で約6gも摂れます。
煮物や漬物のような和食だけでなく、洋風にアレンジしてもおいしい切干大根。
食物繊維をしっかり摂り腸内環境の改善を目指しましょう。

材料（2人分）

切り干し大根　　　　120g(戻す前30g）
人参　　　　　15g(1/4本　千切り）
玉葱　　　　　60g(1/4個スライス）
トマト　　　　　160g(1個角切り）
胡瓜　　　　　30g（1/5本角切り）
えのき茸　　　　　50g（1/3p）
バジル　　　　　1枚(飾り用）
オリーブオイル　　　30cc
白ワイン　　　　　50cc
昆布出汁　　　　　180cc
塩　　　　　4g
胡椒　　　　　適量

このレシピのカロリー（1人分）

エネルギー…241kcal
たんぱく質…3.3g
脂質…15.4g
炭水化物…20.6 g
食塩相当量…2.2g

洋風切干大根の作り方

切り干し大根を水洗いする

（１）切り干し大根はサッと水で洗い、水気を切る

材料を切って炒める

（２）人参は千切り、玉葱はスライス、えのきは半分にカット。
（３）鍋にオリーブ油を入れ２を加え軽く炒めたら、切り干し大根を入れ、白ワイン、トマト、出汁も加え5分程度煮る。
そのあと残りの野菜を加え更に5分煮る。

盛り付け

（４）塩胡椒で味をととのえ、上にバジルをのせてできあがり

むくみや腸内環境改善におすすめの切干大根

切干大根は生の大根よりも豊富に栄養素が含まれており、カリウムは約14倍、食物繊維は約16倍といわれています。
カリウムは細胞内に含まれていて、ナトリウムとともに浸透圧を一定に保つ働きがあります。
カリウムが不足してナトリウムとの濃度バランスが崩れると、水分を体内に溜め込もうとするためむくみが起こります。
カリウムは腎臓からの老廃物や余分なナトリウムの排出を促す作用があるため、カリウムを不足させないことがむくみの改善につながります。

また切干大根には不溶性食物繊維が多く含まれています。
不溶性食物繊維は腸を刺激して、排せつを促すことから便秘の予防・改善に役立ちます。
そのほか水溶性食物繊維も含み、血糖値の急上昇を防ぎ、血糖コントロールを助けるほか、コレステロールの吸収を抑える働きがあります。

トマト×オリーブオイルでリコピンの吸収率アップ

トマトのすぐれた栄養成分といえば、赤い色素のもとである「リコピン」です。
リコピンには有害な活性酸素の働きを抑える強力な抗酸化作用があり、老化防止に効果があるといわれています。
リコピンは加熱調理をしても効果が損なわれにくく、油に溶けやすい脂溶性という性質を持っています。
トマトとオリーブオイルを組み合わせた「洋風切干大根」でリコピンの吸収率が高まり、老化防止に期待ができます。

LDLコレステロール低下作用のあるオリーブオイル

オリーブオイルは一価不飽和脂肪酸の「オレイン酸」含有率が55～83%と、ほかの一般的な植物油と比べて多く、LDLコレステロールを低下させる作用があるといわれています。
LDLは肝臓で合成されたコレステロールを体内に運ぶ役割を担っています。
肝臓から過剰に運び出すことで、コレステロールを血管壁に蓄積させ、血流を悪くする可能性があるため、LDLコレステロールを増やさないことが重要です。

ダイエットに関するおすすめ記事

【Diety】ダイエッター応援スイーツ！小豆玄米どら焼き

【Diety】ダイエットなのに盛り沢山！豆乳きのこグラタン

この記事をシェア