第37回の放送テーマは新開ミヤ子先生と「薬膳で体内除湿」!
今回のテーマは「薬膳で体内除湿」!
薬膳料理研究家の新開ミヤ子先生に薬膳レシピを教えていただく大好評シリーズです。
司会は藤井”花椿”隆(藤井隆)さん、
アシスタントは齋藤”For Beautiful Human Life”悠さん、
ゲストには中野公美子さんとバッファロー吾郎A(バッファロー吾郎)さんをお迎えしてお届けします!
梅雨の季節は身体も水分を溜め込んでむくみがちになる……という中野公美子さん。
きっと同じようなお悩みをお持ちの方は多いはず!
梅雨もスッキリ過ごすためのおいしい薬膳レシピを教えていただきましょう!
「薬膳で体内除湿」について、薬膳料理研究家の新開ミヤ子先生におしえて!ビビアーン!!
「体内除湿」とは?
「寒がりな人が寒い季節を苦手とするように、体内に湿気のある方は湿気のある季節が苦手!」と新開先生。
日本の気候では、夏が終わる頃までじめじめと湿気があります。
そのため、薬膳レシピで身体の中の水はけをよくしよう!というのが今回のテーマです。
コレを受けて司会の藤井隆さんは「寒いのは全く気にならないのに、梅雨と夏が本当にダメ、苦手、だるい!」とコメント。
新開先生によれば、「外気の湿度が体内の湿気が多い方に身体のだるさを与える」とのこと。
体内の湿気が少ない方が、夏の湿った暑さにもさほどダメージを受けずに済むそうです。
身体がむくみがちな方は要注意です!
むくみ体質チェックリスト
ここでむくみ体質チェック!
以下のチェックリストに多く当てはまる方はご注意です!
・下半身が冷えてむくみやすい
・軟便気味
・水っぽい鼻水が出やすい
・車酔いしやすい
・雨の日に体調が悪いことが多い
出演者の皆さんにもこのリストをチェックしていただき、新開先生に解説していただきました!
皆さん全員がチェックしていたのは「下半身が冷えてむくみやすい」の項目!
水は上から下へと流れます。
人の体内もやはり、下半身に水分がたまりがちだとされます。
しかし元気なら水は必要な量が必要なところに巡っていくのだとか。
余分な水があることと水をめぐらせる力が不足していることがむくみの原因になっていることが考えられるそうです。
寝起きに顔がパンパンにむくんでしまう!という中野公美子さん。
新開先生によると、「寝ている間はエネルギーを巡らせる力も休んでいる。疲れていると起きたときに顔がむくみやすい」そうです。
いざ「体内除湿」!ポイントは?
体内除湿を行なうには、余分な水分を体内から排出するだけでなくエネルギーをしっかり取り入れることが大切!
薬膳の考え方では、下半身が冷えている人は水分のめぐりと温かいエネルギーのめぐりが足りていないそうです。
下半身冷えは特に女性に多いですよね。
薬膳レシピで改善を目指していきましょう!
まずは簡単に自分の体のむくみ度をチェックしてみましょう。
舌の状態でわかるむくみチェック
どの程度身体がむくんでいるか、舌を見ればわかるそうです。
出演者の皆さんがカメラに向けて舌を出してくださいました。
藤井隆さん→やや赤い
「少し色が赤いですが、白い苔がついていないのは良いですね!」と新開先生。
どろどろとした水が身体に停滞している方は舌に分厚く苔がついていることが多いんだそうです。
ジャンクフードをよく食べる方は黄色い苔が分厚くついていることも。
バッファロー吾郎Aさん→苔がやや多い
A先生の舌は苔がやや多め。
新開先生からは「舌にむくみは見られないので、食べるものの質を考えると良いですね!」とのこと。
中野公美子さん→キレイ!
新開先生「きっと食べ物に気を遣われていると思います。キレイな舌ですね」
中野さんはむくみが気になっているとのことでしたが、その原因は余分な水分ではなく身体をめぐるエネルギーの不足ではないか?とのことでした。
舌の苔は除去していいの?
ここでA先生から「舌の苔はとっていいんですか?」と質問が。
新開先生によれば、「歯磨きの時に少しとる分にはOK。ただし、健康な舌はうっすらと苔がついているものなので、無理して全部とらないように!」とのことでした。
絶品料理を食べて体内除湿!
それではいよいよ、新開先生の薬膳料理をいただきましょう!
今回ご紹介いただくのは
・はと麦入りミネストローネ
・はと麦とミックスビーンズのサラダ
・雑穀と小豆のお粥
・とうもろこしのひげ茶
の4点です!
はと麦入りミネストローネ
材料(2人分)
はと麦入りミネストローネの作り方
(1)はと麦をあらかじめ25~30分茹でておく
(2)ベーコンや野菜類(キャベツや人参などお好みで)を1.5cm程度に切る
(3)切ったベーコンと野菜とガーリックを鍋に入れ、オリーブオイルで炒めた後コンソメスープを入れて煮る
(4)茹でておいたはと麦を加えて煮れば完成!
味付けは塩コショウだけ!
むくみを解消するには水分を排出することはもちろん、エネルギーのレベルを上げて「むくまない体作り」をすることが大切なんだそうです。
特に胃腸の機能を高めることが大事!
はと麦には、利尿作用や胃腸を元気にする働きがあります。
はと麦と合わせて、キャベツやじゃがいもなど胃腸に優しく元気を作ってくれる食材をとると更によいそうです。
はと麦とミックスビーンズのサラダ
材料(2人分)
はと麦とミックスビーンズのサラダの作り方
茹でたはと麦、ミックスビーンズ、コーン、輪切りにしたキュウリなどをジンジャードレッシングで和えるだけ!
簡単なので忙しいときにも手軽に一品増やすことができますね。
ビーンズサラダのお味は?
新開先生によれば、「豆が苦手な人も多いが、サラダにすれば手軽にしょっちゅう食べられるためおすすめ」とのこと!
また、豆や瓜(キュウリなど)などの野菜と組み合わせると更に体内除湿の効果が期待できるそうです。
今回はひよこ豆、金時豆、ウグイス豆などが入っています。
お好みで大豆などを入れてもおいしいそうです!
「サラダにお米っぽいものが入るのが苦手……」とおっしゃっていた藤井さんも、ひと口食べると「おいしい!」と笑顔。
今回のこのミックスビーンズサラダは先生の特製ドレッシングがかかっています。
ガーリックやショウガの効いたドレッシングのお味は出演者の皆さんにも大好評でした。
缶詰やドライパックのミックスビーンズで手軽に作れるこのサラダ!
ぜひ試してみたいですね。
ビーンズサラダが体内除湿に役立つポイントとは?
豆は胃腸を元気にしてエネルギーレベルを上げる(漢方では「気を補う」と言うそうです!)働きがあります。
豆は必要な水を必要な場所に運び、不要な水は排出し、身体の水はけを良くしてくれるというのが薬膳の考え方だとか。
雑穀と小豆のお粥
材料(2人分)
雑穀と小豆のお粥の作り方
茹でた雑穀と茹で汁に茹でた小豆を加え、ミキサーで滑らかにするだけ!
見た目はぜんざいのようですが、ほんのり塩味が効いて小豆の味が楽しめるお粥です。
バッファロー吾郎Aさんは「ポタージュに近い!」とコメント。
藤井さんの様子が……?
先ほどのサラダに続き、お皿をじっと見つめて手をつけない藤井隆さん!
バッファロー吾郎A先生に「食べーや!」と促されると、「つぶが残っているタイプのぜんざいが好き……」とぼそり。
新開先生「つぶが残っている小豆をミキサーにかけているんですけども……」
藤井さん「こしあんぽいでしょ?」
新開先生「そうですね……」
A先生に再度「食べーや!」と言われてようやくひと口食べた藤井さん、「ごま油とかを入れたらダメなんですか?」と新開先生に尋ねます。
新開先生「お好みで入れていただいても大丈夫!」と答えてくださいました。
小豆のおすすめポイント!
小豆は利尿作用を高めて、むくみをとる効果を持っています。
身体にとってもいい食材ですが、「アンコにして食べよう」というのは体内除湿のためにはNGなんだそうです。
アンコを作るにはたくさんの砂糖を使います。
砂糖のとりすぎはむくみにつながってしまうため良くない、とのこと!
そのため、今回の小豆のお粥は「食べる薬」と考えて食べるのが良いんだとか。
小豆はデトックス効果もとても高いため、小豆をそのまま食べられる今回のお粥はおすすめだそうです。
味を濃くしなければアレンジしてもOK
「もう1つうまみが欲しい!ホタテを入れてはダメですか!?」とガッツリ系のうまみを諦めきれない藤井さん!
新開先生曰く、「糖分と塩分をとりすぎなければOK!」とのこと。
調味料の量に気をつけて味付けを濃くしすぎず、うまみや風味を楽しめるアレンジならOKだそうです。
小豆のお粥、冷やしてはダメ?
ポタージュ感覚で食べられるこのお粥ですが、「冷やして食べてもいいですか?」と中野公美子さん。
新開先生によれば、
「暑いところから帰ってきたときは体に熱がこもっているため、冷たいものを食べたり飲んだりしてもOK!
ただし、涼しい部屋にいるときは体温より低いものを摂らないほうが胃腸に優しいです」
だそうです。
夏場は胃腸から体調を崩す方も多くいらっしゃいます。
できるだけ温かいものを口にして、お腹に優しくしましょう!
飲むだけで健康になれる!?「とうもろこしのひげ茶」
とうもろこしのひげは、日本では昔から「南蛮毛」と呼ばれていて、利尿作用を高める効果があるそうです。
韓国ではよく、とうもろこしのお茶にこのひげも一緒に入れて飲むそうです。
湿気の多い季節のむくみ対策として親しまれているお茶なんだとか!
このお茶はノンカフェインなので、老若男女問わず(妊婦さんももちろんOK)、朝昼晩いつでも飲めるところもポイントです。
体内除湿には「とうもろこしのひげ茶」と記載のあるものを選ぼう
「とうもろこしのお茶」も売られていますが、体を除湿するためには「とうもろこしのひげ茶」と書いてあるものを選ぶと良いでしょう。
ペットボトルややかんで煮出すパックのものなどが安く売られているそうです。
気軽に続けられそうなのが嬉しいですね!
お酒好きはとうもろこしのひげ茶でお酒を割ってもOK
ウーロン茶割りのような感覚で、とうもろこしのひげ茶でお酒を割るのもよいそうです。
新開先生によれば「次の日にお酒が残りにくくなる」そうです!
お酒好きのバッファロー吾郎Aさん大喜び!
体内除湿におすすめのお茶
・はと麦茶
・ハスの葉のお茶(ロータスティー)
食事のときのお茶をご紹介したようなお茶に替えれば簡単に毎日続けられるためおすすめ!とのこと。
日常生活に薬膳を取り入れるには?
「薬膳のごはんを食べるぞ!」と思って行うというよりも、「普段食べているものの薬膳としての効能を知って取り入れる」と考えるのがよいそうです。
「最低週にどれくらい食べればいいですか?」というA先生の質問には「1日に何か1つ、薬膳を意識したものをとるようにするのがよいですね」と、新開先生。
スーパーで豆のサラダを買う、などやりやすいところから始めればよいそうです。
本日のまとめ
まだ食べたりなそうな藤井さんでしたが、新開先生に今回ご紹介いただいたレシピはどれも効能が高いものばかりだそうです。
体内除湿に効果が期待できる食材を摂取して、これからの季節をスッキリと過ごしましょう!
――次回(7/6)の放送は――
6/29(木)はお休みです。
次回の放送は7/6(木)となります。
次回のテーマは「骨盤シェイクダンス」!!
骨盤を動かしてくびれ作り!
テレビの前で一緒にダンス♪
それでは来週も、おしえて!ビビアーン!!!
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