女性に増えている「現代型夏バテ」とは?夏バテに効く食材を摂ろう!
夏の暑さが続くと、体がだるい、疲れやすいといった夏バテの症状に悩まされることがあります。
実は女性の2人に1人が夏に体調不良を感じており、そのほとんどが現代の生活スタイルが原因である「現代型夏バテ」だと考えられています。
そこで、暑い夏を健康に乗り切るためにも、現代型夏バテの原因と予防になる栄養素をご紹介します。
「現代型夏バテ」の原因って?
本来夏バテになるのは、外気の気温の高さや、日光に長時間当たることによる紫外線が原因でした。
しかし、現代型夏バテの原因は、外と室内の急激な温度差、冷たいものの摂り過ぎが大きな原因。
体温調整は交感神経が大きく関係しており、室内と外の温度差が激しい環境にあると、常に体温を適温にするために交感神経がフル稼働し続ける必要があります。
その結果、通常よりもエネルギーを消耗してだるさや疲れが出てしまうのです。
また、アイスや氷を入れた冷たい飲み物を毎日のように摂取していると、体の内側から冷えてしまい、夏なのに冷え性が続くことも。
そこで、毎日の食事に夏バテ防止食事を取り入れて、だるさや疲れを吹き飛ばしましょう。
現代型夏バテに効く3つの栄養素
ビタミンB1
夏は暑さにバテないよう、体内の糖質をエネルギーに変換する糖質代謝が頻繁になっています。
この糖質代謝がうまくいかないと、だるい、イライラといった症状が起きるため、糖質代謝をサポートするビタミンB1を積極的に摂取しましょう。
ビタミンB1は、女性の場合一日あたり0.9~1.2mgが目安摂取量です。
- 100gあたりのビタミンB1 含有量
- 豚肉…0.96mg
うなぎ…0.75mg
玄米…0.14mg
特に玄米は白米の7倍ものビタミンB1を摂取することができます。
また、食物繊維が豊富で、便秘解消をサポートするなど女性に嬉しい作用がたくさんあるので、ぜひ毎日のごはんを白米から玄米に変えてみてはいかがでしょうか。
ビタミンC
ビタミンCは、ストレスに対抗する「抗ストレスホルモン」を合成するために必要な栄養素です。
夏の暑さのイライラを抑制する効果があり、自律神経を整えて夏バテを防止します。
一日あたり100mgが目安摂取量ですので、食材やサプリメントで上手に補いましょう。
- 100gあたりのビタミンC含有量
- パプリカ…170mg
パセリ…120mg
ゴーヤ…76mg
ビタミンCには体内の酸化を防ぐ強力な抗酸化作用があるため、美肌づくりにも役立ちます。
クエン酸
クエン酸は柑橘類に含まれている酸味の元です。
クエン酸は、食べたものを燃焼する過程で使用される栄養素のため、老廃物を体内に残さずに排出するサポートをして、体のめぐりを良くする効果があります。
食欲がない季節でも、酸っぱいものは口当たりが良くて食べやすいですよね。
1日の摂取目安量は2~5gですので、ぜひ以下の食材を食べて夏の食欲不振を吹き飛ばしましょう。
- 100gあたりのクエン酸含有量
- レモン…6g
梅干し…4g
キウイ…1.3g
また、お酢にもクエン酸はたっぷりと含まれているので、夏でも食べやすいマリネや酢の物がおすすめです。
レモンや梅干しは、普段のメニューに加えて味の変化を楽しみながら、上手に取り入れてみましょう。
夏バテで食欲不振が続くと栄養が偏りがちになり、夏バテが治るまで時間がかかってしまいます。
比較的涼しい朝にしっかり食べるなど、時間帯も工夫して夏に負けない体を作りましょう!
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