美容の大敵、便秘が体臭をきつくする！？
体臭はなかなかご自身で気付くことはなく、誰かに指摘されてはじめて気付くというパターンが多いようです。
また、アポクリン線から分泌される汗やタンパク質、脂質といった成分が体臭を作り出すことがあり、これをワキガと呼びます。
しかしながらアポクリン線は脇の下や耳の中、陰部などの限られた部分に点在しています。
ですのでこのような特定された部分ではなく身体全体からワキガとは別の臭いが発生している場合では、身体の内部になんらかの問題が隠されていると考えるべきでしょう。
慢性的な○○が体臭の原因に！？
それは便秘です。
便秘とは、概ね4日以上排便がない状態を指し、それに伴いさまざまな弊害が現れてくることがあります。
まず、最も現れやすいのが肌荒れです。
私たちが摂取した食物は胃で消化され、腸から栄養分を吸収し、その際に出た残りカスが便となります。
そして本来であれば便は24～72時間以内に体外へ排出されて行きます。
しかし腸内環境の悪化や腸の機能低下などにより排便がスムーズに行われなかった場合、便が長時間腸内に留まることになり、さまざまな有毒物質を発生させることになります。
そして、それらの有毒物質は血管内を走り、やがて皮膚表面から体外へ排出されてきます。
ワキガの場合では脇や陰部、加齢臭の場合では胸元や首筋に臭いが現れるという特徴を持っていますが、便秘による体臭の場合では、身体の一部ではなく、すべての毛穴から発生する可能性があるという特徴を持っています。
便秘が続くと吹き出物ができやすくなりますが、この吹き出物こそが、有害物質が体外へ排出されてきたときの姿です。
そしてもうひとつ、有毒物質は体臭となって毛穴から体外に排出されることがあり、これが体臭をきつくする原因になります。
頑固な便秘はどうすればいい？
運動して腸の働きを活性化させるという方法、そして、食品の摂取によって腸内環境を改善するという方法がありますが、手っ取り早さを選ぶのであれば、食品の摂取による腸内環境の改善でしょう。
では、どのような食品を摂取すれば、素早く便秘を解消することができるのでしょうか？
それは、オリゴ糖＋乳酸菌です。
オリゴ糖は腸内に到達しても吸収されないという性質を持ち、そこに存在している善玉菌の餌となって、善玉菌の増殖を助けます。
そして、乳酸菌は善玉菌の増殖を促し、悪玉菌が優勢になっている腸内の環境を整える働きを持っています。
つまり、オリゴ糖と乳酸菌を同時に摂取することが腸内環境の整備に役立ち、便秘の解消につながるということですね。
また、瞬間的に便秘を解消したい場合の助っ人として、便秘薬の存在がありますが、便秘薬には依存性の強い成分が配合されていることがありますので、あまりおススメすることができません。
それでも、どうしても便秘薬で便秘を改善したいときには、とりあえず1回だけ服用して、便秘が解消された時点で、食品の摂取による腸内環境の改善を試みましょう。
どのような食品がおススメ？
まずオリゴ糖ですが、野菜ではタマネギや大豆、果実ではリンゴに多く含まれています。
そして乳酸菌ですが、動物性乳酸菌はヨーグルト、植物性乳酸菌は漬物などの発酵食品に多く含まれています。
これらの食品が苦手な場合では、乳酸菌飲料やサプリから摂取してもよいでしょう。
便秘は百害あって一利なしです。
なんとなくご自身の体臭が気になりだしたら、まずは便秘の有無を考え、腸内環境を整える工夫を行ってみましょう。
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