旬の野菜が美味しい上に食べると綺麗になれるのはどうしてだろう?
いよいよ秋めいてきました。
夏の疲れも抜け、食欲が増してくる季節!
旬の野菜ってどうしてあんなにおいしくてうれしい効果がてんこ盛りなのでしょうか?
今回は旬のおいしさの理由と代表的な野菜をご紹介します。
旬の野菜の魅力の理由ときれいになれる秘密
旬の野菜はおいしく体にいいと言われますが、具体的にどんな理由から言われているのでしょうか?
野菜はもともとおいしくて栄養価が豊富な食べ物ですが、無理のない環境ですくすくと育った野菜は旬野菜と呼ばれ、同じ野菜でも他の季節とくらべて色々な違いがあるのです。
ここでは、旬の野菜がおいしい上にきれいになれる4つの理由をご紹介します。
味が濃くおいしい
旬の野菜は害虫や病気に強いため、季節外れに栽培した野菜よりも少ない肥料や農薬でもすくすくと育ちます。
そのため、体にとっても安全でおいしい上栄養もたっぷりなので、より味が濃くおいしく感じるのです。
その季節に必要な栄養素が摂れる
旬の野菜はその季節に合った味になっているものが多く、たとえば暑さの厳しい夏は食欲が落ちても食べられるみずみずしくあっさりした野菜が旬です。
そして寒さが長く続く冬は体をポカポカと温めてくれる根菜類が旬になるなど、その季節に必要な栄養を持った野菜が旬を迎えています。
その季節に必要な栄養素を効率的に摂取するなら、旬の野菜がおすすめです。
季節外れよりも栄養価が高い
旬のものと季節外れの野菜は栄養の面にも違いがあります。
たとえばホウレンソウのビタミンC含有量は、100gあたり夏場が20mgなのに対し、旬の冬は60mgと3倍もの差。
このように、旬の野菜と季節外れの食材は同じ量を食べても、ここまで摂取できる栄養素の量に差が生まれるのです。
旬の野菜は少ない量で効率よく健康や美容に良い栄養素をたっぷり取り入れられるので、積極的に食べるようにしたいですね。
価格が安い
旬の野菜は季節外れの野菜とくらべて、価格が安く入手しやすいのも魅力です。
ハウス栽培や遠くの地方から輸送されるものは、費用が掛かっておりその分野菜の値段が高騰する結果に。
旬の食材は自然の環境で収穫できるので、費用や手間が少なく私たちも安く購入ができるのです。
基本的に野菜の価格が高騰しつつある今、旬の野菜は体にもお財布にも優しい存在です。
季節ごとの代表的な野菜はどんなものがある?
春
・キャベツ…新キャベツは葉肉が薄く柔らかいので、生食に向いています。
・ふきのとう…香り豊かなふきのとうは、冬に衰えた胃腸の働きを優しく目覚めさせてくれます。
・玉ねぎ…甘みが強く辛みが少ないので生食ができます。
夏
・トマト…日焼けによる肌ダメージを抑えるリコピンが豊富です。
・きゅうり…96%が水分のきゅうりは暑い夏場の水分補給にぴったり。
・とうもろこし…ビタミンB、E、カリウムなどをバランスよく含んだ野菜です。
秋
・カブ…ジアスターゼやアミラーゼという消化酵素で、胃もたれや胸焼けを改善します。
・ニンジン…抗酸化作用があるβカロチンが豊富です。
・ホウレンソウ…鉄分とビタミンCが豊富で貧血予防になります。
冬
・ゴボウ…食物繊維が豊富で、有害物質を排泄させる作用があります。
・小松菜…カルシウムや鉄、カリウム、ビタミンCやAが豊富です。
・春菊…βカロチンが豊富で、活性酸素の働きを防ぐ作用があります。
旬の野菜をおいしく食べて綺麗になろう
四季のある日本だからこそ、季節ごとにおいしく栄養価の高い野菜を楽しむことができます。
近年はハウス栽培や輸入などで、季節に関係なく色々な野菜を食べられるようになりました。
しかし、旬の野菜は農薬や肥料が少なく価格もお手頃なので体にもお財布にも優しい食材です。
忙しい日々の中でも食事で四季の移り変わりを楽しみながら、旬の野菜を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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