油で口をゆすぐ「オイルプリング」ってご存知ですか？
オイルを口に入れてぶくぶくゆすぐだけで口内の雑菌を追い出すことができるんです。
海外セレブにも大人気のこの健康＆美容法をご紹介します！

オイルプリングについて

オイルプリングの発祥はインドの自然療法である、「アーユルヴェーダ」の一つです。
インドではオイルでうがいをする健康法を「ガンドゥーシャ」と呼ばれており、昔からごま油やココナッツオイルなどで行ってきました。

「オイルプリング」と呼ばれる理由は、オイルで口内をうがいすることで毒素を外へと引き出す「プリング＝引き出す」が由来。
オイルには口内にいる細菌などを吸着する作用があるので、水だけで口をゆすぐよりも細菌をたくさん外へと排出できるのです。

このオイルプリングは海外セレブや芸能人の間で流行しており、口内の細菌を追い出すだけではなくさまざまな健康、美容効果があると話題です。

オイルプリングの効果

口内トラブル予防

口内には約300～700種類のも最近がおり、数で言えば2000億匹もの細菌がいます。
この細菌を放っておけば、虫歯になりやすくなるのはもちろん、歯周病、インフルエンザ菌などの細菌感染の原因に。
オイルには水よりも細菌を吸着する作用があるので、口内トラブルの予防になります。
また、口臭の原因である口内細菌も吸着してくれるので、口臭に悩んでいる人にもおすすめです。

歯のホワイトニング

オイルプリングは、歯磨きだけでは落とし切れなかった歯石や食べカスを吸着してくれるので歯が白くなります。
歯磨き粉は研磨剤などの摩擦の力で歯の汚れを落としますが、オイルプリングは歯についた汚れ自体を浮かせて溶かすので、歯ブラシで取り切れなかった汚れをきれいにするのにぴったり。

特にコーヒーや紅茶などは歯に着色が起きやすく、常に美しい白い歯を維持するにはクリニックでのホワイトニングが必要です。
自宅でできるお手軽ホワイトニングとしてオイルプリングを行えば、クリニックでの治療回数が少なく済みますよ。

小顔効果

オイルプリングは一回で15～20分のも間うがいし続けるので、顔全体の筋肉の運動になります。
そのため、顔に筋肉がついて引き締まり、小顔効果やたるみ改善に役立ちます。
また、顔全体を動かせば血行も良くなるので、顔色も改善されて肌もきれいになりますよ。

デトックス

口に含んだオイルは細菌や毒素などを排出してくれるので、全身のデトックスにもつながります。
口内の細菌は慢性的な疾患の原因につながり、たとえば関節炎や糖尿病などは細菌による影響を受けているのです。
オイルプリングでこのような細菌を排出できれば、関節炎のような慢性疾患が改善され、便秘解消などにも役立ちますよ。

オイルプリングのやり方

それでは、オイルプリングの具体的なやり方をご紹介します。

(1)大さじ1杯のオイルを口に入れます。
(2)うがいをブクブクと15～20分ほど行って、飲み込まずにビニール袋に吐き出してください。
(3)最後に水ですすいで完了です。

特に空腹時に行うとオイルの成分が口内に馴染み、効率よく成分が浸透します。
また、うがいは口の中のすみずみまでオイルが行き渡るよう、勢いをつけて歯の裏や隙間に入り込ませるのがコツ。
最低でも週に2～3回、できれば一日に1回を目安にして定期的に行いましょう。

口に含んだオイルは絶対に飲み込まず、外に吐き出してください。
オイルには口内の細菌や毒素が混ざっており、飲み込むとうがいをした意味がなくなってしまいます。
オイルプリングの最中にオイルが喉に溜まっていくようだったら、一度外へ吐き出して新しいオイルでうがいをしましょう。

オイルプリングにおすすめの油

インドではごま油を使ってオイルプリングを行うことが多いですが、海外セレブの間で人気なのは以下のようなものです。

・エクストラバージンココナッツオイル
・えごま油
・ひまわり油
・グレープシードオイル

この中で特に人気が高いのがエクストラバージンココナッツオイルです。
ココナッツオイル、えごま油は日本でも入手しやすいので、オイルプリング初心者の人におすすめです。

オイルプリングで口の中を清潔に保とう

オイルでうがいと聞くと違和感を覚える人もいるかと思いますが、実際は唾液と混ざるので5分程度でサラッとした質感になって口の中がさっぱりします。
また、20分と長くうがいをし続けるので顔が引き締まり、小顔効果まで期待できる注目の美容法でもあるのです。
無理のない頻度でオイルプリングを取り入れて、お口の中から美しくなりましょう。

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