健康を守る!歯周病を防ぐための歯ブラシの選び方

健康を守る!歯周病を防ぐための歯ブラシの選び方

その歯ブラシ、本当にあなたに合っていますか?
色や価格だけで選んだ歯ブラシは逆効果になってしまうかもしれません!
正しい歯ブラシできちんと磨くことで、怖い病気を防ぐことができるんです。
歯ブラシや歯磨き粉の選び方についてご紹介します。

自分に合った歯ブラシを使うことの重要性

歯ブラシを選ぶときにどんなことに気を付けていますか?
値段だけで選んでいると自分の歯に合っておらず、さまざまな口内トラブルを引き起こす原因になることも。
間違った歯ブラシを使っていると、次のように歯に関する問題が起こりやすいです

歯周病になりやすい

歯ブラシは使う人の歯や歯茎の状態によって使い分けないと、すみずみまできちんと磨けず磨き残しができてしまいます。
特に歯の大きい人が小ぶりな歯ブラシを使っていると、歯全体をしっかりと磨けずに食べかすが残り、虫歯になりやすいというリスクも。

さらに、自分に合っていない歯ブラシは歯垢をしっかりと落とし切れず、歯周病の原因にもなります。
歯周病予防はきちんとした歯磨きが重要ですので、正しい歯ブラシを選びましょう。

歯茎を痛めてしまう

自分に合わない歯ブラシは歯だけでなく、歯茎にも負担がかかってしまいます。
たとえば歯茎が弱っている人が硬い歯ブラシを使うと、歯茎を傷つけてさらに炎症を悪化させることに。
歯茎だけでなく長い間強い力で歯を磨いていると、歯の表面にあるエナメル質が削れて知覚過敏を発症するリスクも高くなります。

自分に合った歯ブラシの選び方

虫歯予防をしたい

虫歯ができやすい人は口の中に磨き残しがあり、汚れが溜まりやすい状況になっています。
そのため、汚れをしっかりと磨き切るために毛の硬さと太さは「ふつう」のものを選んでください。
毛が柔らかいと汚れを落とし切れず、太すぎると歯間にブラシが入っていかないため磨き残しが起こりやすいです。

また、毛のカットは先端が山ギリになっているタイプがおすすめ。
歯と歯茎の境目や歯間に毛先が入りやすくフィットするので、効率的に汚れを落とせますよ。

歯周病が気になる

歯周病になっている人は歯茎が弱っており、ちょっとの刺激でも出血が起きたり痛みを感じたりします。
歯茎への刺激を抑えるためにも歯ブラシの硬さは「やわらかめ」がおすすめです。
また、毛の太さは「ふつう」や「ほそめ」がちょうどよく、反対に「極細」は先端が歯茎に入り込んで傷つけてしまう可能性があるので要注意。

歯茎を傷つけないよう、毛のカットは先端を丸くしている「テーパードタイプ」を選びましょう。

奥歯をしっかりとケアしたい

奥歯は歯ブラシがしっかりと届きにくいので、虫歯や歯周病になりやすい箇所です。
そのため、奥歯の磨き残しが気になる人は奥歯まで歯ブラシが届くコンパクトなタイプを選びましょう。
ヘッドが小ぶりでネックも細いものにすると、スムーズに奥歯の裏まで届き磨き上げることができますよ。

自分に合った歯磨き粉の選び方

歯ブラシだけでなく、歯磨き粉も自分に合ったものを選ぶことで、さらに虫歯や歯周病の予防につながります。
今使っている歯磨き粉が合っているのか悩んでいる人は、参考にしてみてください。

虫歯予防をしたい

虫歯予防をしたい人におすすめなのは、フッ素の配合率が高い歯磨き粉。
日本ではフッ素濃度が1000ppm以下のものまでが許可されているので、できれば950ppmの濃度の歯磨き粉を使ってください。
また、研磨剤が多いと歯のエナメル質を傷つけて虫歯菌が根を張りやすいため、研磨剤が少なめのものを選びましょう。

歯周病対策

歯周病予防におすすめの歯磨き粉は薬用成分が配合されたタイプ。
歯周病は歯茎が歯石や歯垢によって歯茎が弱っているので、薬用成分によって優しくケアすることで改善につながります。
特に血行を良くする「酸化ナトリウム」、炎症を抑える「グリチルリチン酸アンモニウム」、「トラネキサム酸」などがおすすめです。

歯を白く見せたい

歯を白く見せるには、表面の汚れをしっかりと落とせる歯磨き粉を選びましょう。
タバコのヤニを取り除くには「ポリエチレングリコール」、「ポリリン酸ナトリウム」配合のものや、表面の歯石を除去する「デキストラナーゼ」という酵素が配合された歯磨き粉がおすすめです。

歯ブラシは適度に交換することを忘れずに!

歯ブラシは消耗品ですので、こまめに交換しないと歯磨きをしても汚れ残りが起きてしまいます。
基本的に毛先が開いてきたら交換する目安ですが、最低でも一か月に一度は交換をして清潔に保ちましょう。
また、歯ブラシが濡れていると雑菌が繁殖しやすいので、使った歯ブラシはできるだけ水気を切って保管することも大切です。

自分に合った歯ブラシで歯周病を予防しよう

歯ブラシは色々な種類があり、どれを使えばいいのか悩んでいる人もいるかと思います。
そこで、自分がどんなことをメインに歯磨きをしたいのかを考えた上で、歯周病予防のものや虫歯に向いているタイプなどを選んでください。
また、歯磨き粉と組み合わせることで、さらに効果的にお口のトラブルを解消できるため、自分に合ったものを使って歯を守っていきましょう。

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