ささくれができやすい!原因や早く治す方法を教えてください
爪のまわりにできるささくれ(さかむけ)がよくできてしまいます。
気温が下がる季節になると特にできやすくなります。
しみたり引っかかったり、とても痛いです。
ささくれができてしまう原因や、一日でも早く治すための方法を教えてください!
ささくれができる原因は?
指先にささくれができると、水仕事でしみたり衣類に引っかかったりと何かとつらい思いをしますよね。
特に乾燥する冬はささくれができやすく、治ってもまた新しいささくれができることも。
そもそもささくれができるのは、どんな原因が考えられるのでしょうか?
乾燥
ささくれは乾燥が原因でできることがあります。
手が乾燥すると皮膚がカサカサになり、表面がめくれあがりやすくなります。
特に毎日お皿洗いや浴室掃除などの水仕事をしている人は、水やお湯に手がさらされることで、皮膚表面にある油分や水分が失われることに。
その結果、本来肌をバリアしている油分や水分がなくなるため、手が乾燥してささくれができるのです。
爪の栄養不足
皮膚に必要な栄養素が不足するのも、ささくれができやすくなる原因の一つ。
爪や皮膚の主な成分であるたんぱく質やビタミン、ミネラルが不足すると肌のうるおいが維持できず、新陳代謝がスムーズにできなくなります。
特に毎日外食やコンビニ弁当、レトルト食品などの食生活を送っていると、ビタミンやミネラルが不足しやすいので、あまり自炊をしない人は要注意です。
血行不良
血行不良になると、指先まで必要な栄養や酸素が運ばれず皮膚の新陳代謝がスムーズに行かなくなります。
その結果、指先の皮膚が弱り乾燥するので、ささくれができやすくなってしまうのです。
ささくれが悪化すると化膿や壊死することも!
ささくれは初期の段階なら数日放置すればきれいに治りますが、無理に引っ張ったり雑菌が侵入したりすると化膿することもあります。
この化膿したささくれのことを「ひょうそ(化膿性爪囲炎)」と言い、傷から黄色ブドウ球菌が侵入することで、その部位が赤く腫れあがり強い痛みを感じます。
他にもささくれの傷がカンジダ菌に感染する「カンジダ性爪周辺炎」は、家事を毎日している主婦に多い病気。
指先が赤くなったり爪が白く変色したりするのが特徴で、こちらも痛みをともないます。
どちらも、化膿や痛みを放置していると、最悪指先が壊死してしまうことも。
ここまで進行してしまったら、すぐに皮膚科を受診して適切な処置を受けましょう。
ささくれができたときの対策と予防法は?
ささくれが化膿しないためにも、次のことに気をつけて早く治しましょう。
また、ささくれができやすい人も普段から指先をケアすれば予防につながります。
できたささくれはハサミでカット
ささくれができると、つい指で引っ張ってしまいますが、傷口が広がる原因に。
そこから雑菌が侵入して、ひょうそなどになってしまう可能性もあるので、ささくれができたら根元からハサミを使ってカットしましょう。
無理にささくれの根元をカットしようとすると、指を傷つけることもあるので無理のない範囲で短く整えてください。
また、痛みがあればささくれが広がらないように絆創膏で保護しましょう。
クリームで保湿
ささくれは指先の皮膚が乾燥することで起こるので、うるおいを逃がさないように保湿クリームを塗りましょう。
特にお皿洗いなどの水仕事の後や、皮膚の修復が行われる就寝前に塗って、指先の水分と油分が失われるのを防いでください。
冬場は空気が乾燥して、すぐに指先がカサカサになってしまうため、就寝前は保湿クリームを塗った後にコットン素材の手袋をつけると、より乾燥を防げますよ。
ビタミンやミネラルを補給する
ささくれは体内のビタミンやミネラルが不足することでも起こるので、食事やサプリメントから栄養を補給しましょう。
皮膚の元になるたんぱく質は鶏のささみ、豆腐、納豆などの豆類に豊富に含まれています。
また、皮膚の新陳代謝を活性化させるビタミンAは、レバー、穴子、シソの葉に多く含まれています。
また、傷を修復するビタミンEをとるには、いわし、アジ、大根などがおすすめです。
乾燥予防と栄養補給でささくれを予防しよう!まとめ
冬にささくれができやすいのは、乾燥によって指先の水分と油分が失われてしまうため。
ささくれは気をつけていても、服や物に引っ掛けて傷口が広がりやすいです。
傷口から雑菌が侵入して化膿することもあるので、ささくれができないよう保湿や栄養補給を心がけましょう。
また、できたささくれは傷口が悪化しないように、ハサミでカットして保護してください。
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