肌トラブルの原因に!?化粧品の使用期限守っていますか?
毎日使う化粧品。使い切るまで時間がかかるものもありますよね。
同じ化粧品を開封してからずーっと使っていると肌荒れの原因になることも!
今回は、一般的な化粧品の使用期限や長持ちさせるための保管方法についてご紹介します。
使用期限切れの化粧品は肌荒れの原因!
化粧品はそれぞれに使用期限があり、たとえ開封前のものでも3年間放置すると劣化が進んで使用できなくなります。
また、開封後はさらに使用期限は短く、空気に触れると化粧品の成分が酸化を起こして過酸化脂質へ変化する特性があります。
この過酸化脂質を肌につけると、肌くすみや色素沈着を起こす原因に。
また、直接肌につける化粧品は使っているうちに肌の常在菌が中で侵入して、繁殖していることもあります。
ニキビの原因菌であるアクネ菌や、皮膚の化膿を起こすことがある黄色ぶどう球菌などが繁殖した化粧品を使い続けていれば、ニキビや肌荒れを起こしてしまいます。
ですので、健康的な肌を保つためには、普段使っている化粧品の使用期限を守り清潔な状態で使うことがとても大切。
使用期限は化粧品によって違いがあるので、それぞれの期限を守って正しく使いましょう。
化粧品ごとの使用期限
それでは、化粧品の種類ごとの使用期限をご紹介します。
種類によっては使用期限がとても短いものもあるため、長期間使い続けているものがあったら使用を中止して、新しいものを用意してください。
使用期限の短い順に並べていますので、化粧ポーチの中身を一つひとつチェックしていきましょう。
マスカラ
マスカラは開封から3ヶ月が使用期限です。
ブラシが目に触れるマスカラは皮脂や涙が付着しやすく、菌が繁殖するスピードが早いです。
使用期限が切れたマスカラを使い続けていると、目が炎症を起こして角膜炎になることもあります。
また、容器の口にマスカラの細かい繊維が付着していると蓋がきちんと密閉されないため、使うたびにティッシュで拭き取りましょう。
アイシャドウ
色とりどりのアイシャドウは、限定カラーや新色を見かけるとつい買い足してしまいますよね。
しかし、アイシャドウもマスカラと同じく使用期限は開封から3ヶ月以内です。
特にアイシャドウ用のチップはまぶたの皮脂が付着していて、雑菌が繁殖しやすいです。
そのため、最低でも1週間に一度は洗剤で洗って清潔に使いましょう。
洗い替えができるように、アイシャドウ用チップは2~3本常備しておくと安心です。
アイライナー
アイライナーはリキッドタイプが開封から3ヶ月以内、ペンシルタイプは鉛筆のように削るタイプであれば1年以内が使用期限です。
基本的に化粧品は液状の方が菌の繁殖スピードが早いため、リキッドタイプは早めに使い切りましょう。
マスカラと同じく容器の中にまつ毛やまぶたの粘膜に触れたブラシを入れているので、とても不衛生な環境になっています。
そのまま使い続けると眼病の原因になので、ワンシーズンで買い替えましょう。
アイシャドウ
クリームタイプは半年、パウダータイプは1年が使用期限です。
こちらもアイライナーと同じく、液状に近いクリームタイプは菌が繁殖しやすいので要注意。
また、直接アイシャドウを指先につけて乗せている人は、3ヶ月で取り替えるのがベストです。
手は雑菌が大量に付着しているので、アイシャドウにも雑菌が繁殖しやすくとても不衛生です。
ファンデーション
リキッドタイプとクリームタイプは半年、パウダーは1年程度が使用期限です。
ただし、ファンデーションの場合もっとも汚れがついているのは、肌に触れるパフです。
パフを定期的に洗っていないと、新しいファンデーションを用意してもすぐに雑菌が繁殖して肌荒れを起こしてしまいます。
基礎化粧品
化粧水、乳液、クリームなどの基礎化粧品は使用期限が半年から1年程度です。
特にビタミン入りのタイプは劣化が進みやすいため、半年以内に使い切りましょう。
また、半年経過していなくとも匂いが変化しているようであれば処分してください。
リップ用品
リップやグロスは、半年から1年程度が使用期限です。
唇に触れるリップ用品は雑菌が繁殖しやすく液状なので、付け心地が変わったら交換のサイン。
できるだけ清潔に使うには、直接唇につけずチップを使ってメイクするのがおすすめです。
化粧品の正しい保管方法とは?
直射日光、高温多湿を避ける
化粧品は高温多湿の環境に弱いため、日中に日が当たる場所は避けて涼しい場所に保管しましょう。
また、湿気が多いところも雑菌の繁殖スピードが早いので、風通しの良い棚の中やドアの裏側、専用のメイクボックスなどに保管してください。
ブラシ、チップなどはまめに洗う
ファンデーションのパフや、アイメイク用のチップ、ブラシなどは雑菌の温床です。
しかし、洗うのが面倒で長期間そのまま使い続けている人も多いですよね。
最悪、肌荒れや角膜炎を引き起こしてしまうため、一週間に1回は全てのパフやチップを洗ってください。
洗い替え用に、それぞれ2~3個常備しておき常に清潔なものを肌に使いましょう。
化粧ポーチも洗う
また、化粧品を入れているポーチも化粧品の粉や液体がついて、雑菌が繁殖しています。
二週間に一度はポーチの中を空にして、洗剤を使って水洗いして汚れを落としましょう。
化粧品の使用期限を守って肌を美しく保とう
化粧品の使用期限は思っているよりも短く、守ることができていない人が多いです。
しかし、スキンケアをがんばっているのに肌荒れが良くならない場合は、化粧品やポーチに雑菌が繁殖しているからかもしれません。
毎日使う化粧品はできるだけ清潔に保てるよう、こまめに洗って使用期限を守りましょう。
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