古い牛乳の活用法!美肌を作る牛乳洗顔、牛乳パックの効果とやり方って?
冷蔵庫にあった牛乳の賞味期限が切れてしまいました。
そのまま捨てるのはもったいないけど飲んだり食べたりはできないし……。
韓国では牛乳を使った美容法が常識だと聞いたことがあります。
どのように活用するのか教えてください!
牛乳が持つ美肌効果について
牛乳と言えばカルシウムが豊富で、骨を健康にするイメージがありますよね。
しかし、牛乳が持つパワーは骨だけでなく、実は肌にもうれしい効果をもたらしてくれますよ。
牛乳が持つ肌に良い成分とその作用は次のようなものがあります。
カゼインによるピーリング作用
牛乳にはカゼインという成分が含まれており、皮膚に付着した古い角質や汚れを分解して落とすピーリング効果があります。
市販されているピーリング剤は肌が弱い人にとっては刺激が強く、必要な皮脂や水分まではがれてしまい、肌を傷つけることもあります。
しかし、自然の食品である牛乳は肌にとても優しく作用して、余分な皮脂だけを分解するので肌を傷つけにくく、敏感肌でも安心して使えますよ。
毛穴の黒ずみやくすみを取り除いて、透明感のある肌に近づけてくれます。
肌荒れとニキビを防ぐ
牛乳にはビタミンB2、B12などの抗炎症作用が高い成分も含まれているので、炎症ニキビや肌荒れを鎮める効果もあります。
また、牛乳のたんぱく質は皮脂細胞を再生して肌を正常な状態へと導いてくれるので、皮脂分泌量をコントロールする作用も。
皮脂の過剰分泌を防いで、ニキビができにくい肌質を作るサポートもしてくれるんです。
保湿効果
牛乳のたんぱく質や脂質は人の肌に近く、浸透力がとても高い食材です。
また、もともとビタミンBが持つ保湿効果だけでなく、牛乳の適度な脂肪分が肌の表面に膜を張って外部からの乾燥ダメージを防ぎます。
肌のうるおいを保ち、きめ細かい素肌に導いてくれます。
牛乳洗顔のやり方は?
賞味期限切れの牛乳は飲むことができませんが、そのまま捨てるのはもったいないので、直接顔につけて牛乳の美容成分をじっくり浸透させましょう。
おすすめは、いつもの洗顔に牛乳を加えて洗う「牛乳洗顔」です。
いつもの洗顔を牛乳に変えるだけとお手軽なのに、毛穴に溜まった汚れをすっきりと洗い流してキメの細かい美肌を目指せますよ。
この牛乳洗顔は、美肌の女優さんが多い韓国の方たちも実践している美容法です。
やり方
1.いつもと同じくクレンジングと洗顔をして肌を清潔にしておきます。
2.ぬるま湯を入れた洗面器に牛乳150cc~20ccを混ぜます。
3.2を顔全体につけるように洗顔していきましょう。
4.そのまま5~10分ほど放置したら、きれいなぬるま湯で牛乳を洗い流します。
牛乳が顔や髪についたままだと、独特の生臭さが残ってしまうので、最後はきれいなぬるま湯でていねいに洗い流してくださいね。
また、洗顔のあとは毛穴が開いているので、すぐにいつものスキンケアで保湿をしましょう。
牛乳パックのやり方について
さらに牛乳の成分をしっかりと浸透させたい時は、洗顔だけでなくパックにする美容法もあります。
牛乳パックは時間をかけて牛乳の成分を染み込ませていくので、汚れを落とすだけでなく肌を保湿して小じわやたるみなどのケアになりますよ。
やり方
1.牛乳を電子レンジで加熱します。沸騰させないように飲み物の温めモードを使うのがおすすめです。
2.人肌まで牛乳が冷めたら、コットンに染み込ませてしわやシミが気になる部分にパックします。
3.10~15分ほど放置したら、最後にぬるま湯で洗い流しましょう。
牛乳に含まれるSODという酵素は、老化を進行せる活性酸素から細胞を守るパワーを持っていて、アンチエイジング効果をもたらしてくれます。
細胞の代謝能力は加齢によって衰えていくので、牛乳のSODは肌のターンオーバーを促進して若々しい肌を作る効果がありますよ。
賞味期限切れの牛乳はお肌の栄養にしよう
牛乳は骨を丈夫にするだけでなく、肌も美しく健康にしてくれる飲み物です。
ちなみに、牛乳アレルギーのある場合は牛乳洗顔によって、かゆみやかぶれが起こることがあるので、くれぐれも牛乳を顔につけないようにしてください。
牛乳洗顔やパックは肌への負担も少ないので、毎日続けても大丈夫です。
コスパの良い美容法ですので、肌トラブルにお悩みの方は牛乳で美肌を目指しましょう。
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