乾燥やかゆみの原因を防ぐ!冬のインナーの選び方のコツは?
冬になると背中や脇の下がかゆくなります…。
どうやらインナーが肌に合っていないみたいなんですけど、温かい素材じゃないと体が冷えてしまいます。
乾燥肌や敏感肌の人におすすめのインナーの選び方を教えてください!
インナーの素材が乾燥やかゆみの原因になることも!?
冬の厳しい寒さから体を守ってくれるインナーは、ファッションを楽しむ上で欠かせない存在です。
しかし、そんなインナーが原因で肌が乾燥したり、かゆくなったりすることもあるのを知っていますか?
もともと敏感肌の人は衣類と肌との摩擦によって肌が荒れやすく、かゆみが起きやすいので肌にじかに触れる素材には注意が必要です。
また、夏にインナーでかゆみがなかった人でも、冬になるとかぶれたり乾燥したりする人も少なくありません。
肌に刺激の少なく優しい素材を選んで、冬を暖かく過ごしましょう。
肌トラブルの原因になるインナーとは?
肌のかゆみや赤みなど、肌トラブルが起きやすいインナーは次のようなものがあります。
背中やお腹、デコルテなどのかゆみや乾燥に悩んでいる人は、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
肌に合わない素材
冬はモコモコしたポリエステルの素材や、温かいフリース素材のインナーが人気の季節です。
体を冷えから防いでくれる便利な素材ですが、直接肌に触れるとか繊維の刺激によってかゆみや乾燥が起こりやすくなります。
ポリエステルは素材の水分量である保水量が0.5%しかないため、肌にもともとある油分や水分を奪ってしまいます。
また、肌が乾燥すれば静電気も起こりやすくなるので、刺激となり肌のかゆみの原因にも。
温かいモコモコやフリース素材のインナーを着用することで、かえって肌を傷つけることがあるため注意しましょう。
汗によるインナーの蒸れによるもの
また、通気性の悪いインナーは、汗をかいたときにインナーと肌の間で蒸れた状態になってしまいます。
この汗は時間が経つと雑菌が繁殖して、肌のかゆみの原因になってしまいます。
また、蒸れたインナーが時間とともに蒸発するのに合わせて、もともと肌にある水分まで失われることに。
特に最近人気の発熱インナーは機能的ですが、化学繊維ですので通気性が悪いものも多いです。
夏はインナーでかゆくならないのに、冬にかゆみや乾燥が起きる時は発熱インナーなどの通気性の悪いインナーを着用している可能性があります。
冬の乾燥やかゆみを防ぐインナーの扱い方
そんなインナーによる乾燥やかゆみを防ぐには、肌に優しい素材のものを選びましょう。
冬の乾燥を防ぐ、おすすめインナーの素材や身に付ける時の注意点をご紹介いたします。
シルク素材や綿素材のインナーを着る
シルクは保湿力の高い天然成分セリシンが含まれている素材です。
繊維に細かい隙間がたくさんあり、温かい空気を逃がしづらい特性があるため、保湿だけでなく保温力も高いのでとても暖かく冬の空気から肌を守ってくれます。
また、シルクは保水量も約10%と高いので、乾燥による静電気も少なくとても低刺激。
ほかにも、通気性が良く肌触りの良い綿素材も通年通して着やすい素材です。
薄手で動きやすく、汗をかいても蒸れにくいので肌のかぶれに悩んでいる人は綿素材がおすすめです。
インナーは一度着用したら洗濯をする
人によっては毎日洗濯をせず、同じ服を数日間着ている人もいますよね。
しかし、肌に直接触れるインナーは、皮脂や汗、雑菌などが付着して酸化を起こしています。
そんな不衛生なインナーを着続けていると、肌がかぶれやすくかゆみの原因に。
一度着用したインナーは、必ず洗濯をして朝起きたときは清潔なインナーに着替えることを心がけましょう。
洗剤を変える
また、インナーを着ることで肌の乾燥やかゆみが気になる人は、使っている洗剤が影響していることも。
洗剤の成分が洗濯後もインナーに残っていると、皮膚の刺激になってかゆみが起こることがあります。
反対に洗剤の洗浄力が弱すぎても、皮脂などの汚れがインナーの繊維についたままになって、肌が荒れてしまう原因に。
ですので、インナーに使う洗剤はインナー専用の肌に優しいものがおすすめ。
肌が弱い人は洗剤ではなく、無添加の石けんを使うのも刺激が少なく優しい洗い心地です。
また、粉の洗剤は水温が下がる冬になると、洗濯中に溶け切らず粉が洗濯物に残っていることも。
夏に洗剤でトラブルがなかったのに冬になるとかゆみが気になるときは、洗濯に使う水をぬるま湯にするほか、あらかじめ洗剤をお湯で溶いて使ってみましょう。
インナーの乾燥やかゆみは素材から見直そう
冬にインナーを着て背中の乾燥やかゆみがひどいときは、インナーに使われている素材が原因の可能性があります。
特に敏感肌の人はポリエステル繊維に肌が負けてかぶれてしまうことも。
そのままだとかゆみが悪化してしまうため、自分の肌に合った優しいシルクや綿素材のインナーを身に付けましょう。
また、身に付けるインナーは清潔に保つことも、冬の肌トラブルを防ぐ上で大切です。
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