

指の腹が乾燥してガサガサ!その原因とケア方法は?
手や指が荒れてかゆい…皮がむけてガサガサ…。
こんな手指の皮膚トラブルに悩んでいませんか?
特に家事や育児をしている人は、乾燥する冬にかけて指先や指の腹がガサガサになりやすいです。
そんなつらい指の乾燥が起きる原因と、ガサガサのケア方法をご紹介します。
指の乾燥は手荒れの初期症状
手荒れと言えば、炎症を起こして赤くなっていたり、ぱっくりとひび割れていたりするイメージがありませんか?
実は、指が乾燥してガサガサの状態も立派な手荒れの状態。
手荒れは手や指先の皮膚が乾燥して、肌が持っているバリア機能が弱まっている状態なんです。
指は体とくらべて皮脂を分泌するための皮脂腺の数が圧倒的に少ないことから、乾燥が起きやすく荒れやすいのです。
乾燥は手荒れの初期症状ですが、そのままにしておくとやがて皮膚が裂けて血が出たり傷ついてしまったりすることも。
痛みが強くなれば箸やペンを持つのもつらくなってしまうので、指の乾燥を防ぐために普段の行動を見直してみましょう。
指を乾燥させる主な原因をご紹介します。
指先や指の腹の乾燥の原因は?

水仕事
洗濯や皿洗い、お風呂掃除などの水仕事は、指の水分をうばってしまい乾燥の原因になります。
また、皿洗いやお風呂掃除のときに使う洗剤には、汚れを落とすために界面活性剤が配合されています。
この界面活性剤は、指の皮脂も分解してしまうのでバリア機能が低下して、角質層までダメージを受けるので、より指の乾燥がひどくなりやすいのです。
年齢によるもの
赤ちゃんの手はやわらかくすべすべの感触ですよね。
これは水分と油分がバランスよく分泌されているためで、とてもキメが細かい肌質です。
しかし、人は年齢を重ねていくうちに水分量も油分量も低下してしまい、全身の肌が乾燥しやすくなります。
指は体の中でも皮脂の分泌量が少ない場所ですので、保湿ケア不足だと指先や指の腹部分の皮が剥けたりガサガサになったりするのです。
指の乾燥にできる対策は?
指の乾燥が悪化する前に、しっかりと対策をしてツルツルでやわらかい指を目指しましょう。
指のガサガサを防ぐためにできる対策法をご紹介します。

水に触れるときはゴム手袋を使う
お皿洗いなどの水仕事をするときは、必ずゴム手袋を着用しましょう。
ゴム手袋を使えば指先も汗で保湿されますし、水やお湯に直接触れないので指先の油分や水分を保つことができます。
お皿を洗う時にゴム手袋を使う人は多いですが、実は洗濯物を干す時にも手袋をするのがオススメです。
洗濯物は濡れている上洗剤の成分がわずかに残っているので、干す時に指に触れると刺激になります。
ですので、指を乾燥させないためには洗濯物を干すときも手袋を使いましょう。
お風呂掃除も同じく手袋を使って、指をガードしてください。
また、ラテックスアレルギーなどのゴムのアレルギーがある人は、薄手のビニールの手袋を使うのがおすすめです。
ハンドクリームなどで指に油分を補給する
乾燥がひどいときは、こまめなケアで手全体をしっかりと保湿しましょう。
ハンドクリームやワセリン、オイルなどを使って、手が乾燥しないよう爪の先まで意識して塗っていってください。
また塗る時は成分が肌の奥まで浸透するよう、揉み込むように優しくマッサージしてください。
マッサージすることで指先の血行が良くなるので、皮膚のターンオーバーに必要な栄養や酸素が行き届きやすくなります。
生活習慣を変えて新陳代謝を促進する
しっかりと手を保湿していても、皮膚を新しく作るターンオーバーが活発でないと、いつまでも乾燥によるガサガサの状態が長引いてしまいます。
指先は代謝が悪い場合も乾燥して荒れやすい場所ですので、普段から代謝を良くするために体を動かしましょう。
デスクワークの人は意識して階段を使うなど、軽い運動を取り入れて代謝を促進しましょう。
ほかにも、ターンオーバーに必要な成長ホルモンは就寝中に分泌されるので、質の良い睡眠をとることも大切。
生活リズムを整えて、短時間でもぐっすり眠れる環境を作るのも指のガサガサ改善に役立ちます。
指の乾燥は外からの保湿と生活習慣の見直しでケアしよう

指先や指の腹の乾燥が起きるのは、家事や仕事などで指にある水分と油分が落ちてしまっていることが主な原因。
特に冬は湿度が低く空気が乾燥しているので、夏よりもしっかりと手をケアしないと乾燥が進行しやすいです。
乾燥を放っておくと、やがてあかぎれや炎症を起こす原因にもなるので、保湿ケアや生活習慣を整えていってみましょう。
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