ブラボーランニング(6)
クールダウンはとても大切
目次
ダイエットから記録更新まで!
ランで汗をかいたら早速おいしいビールを・・・ちょっと待ってください。
疲れを残さないためにもクールダウンをしましょう。
「えっ、ランのあとにまだ運動を続けるの?」と感じる人もいると思いますが、活性状態になっているからだは、すぐには通常の状態に戻りません。
今回は万全な状態で長くランを続けるためにも必要なクールダウンのお話です。
クールダウンでランモードから通常モードへ切り替え
一生懸命に走れば走るほどクタクタになる、当たり前の話です。
そして次の予定があったり冷たいビールが飲みたくて、さっさと切り上げ着替えちゃう人も多いのではないでしょうか。
クールダウンは言い換えるとランモードから通常モードへの切り替えのための軽運動です。
急に運動をやめてしまうと体調を崩すことさえあります。
軽い運動をして徐々に普通に戻してやること、さらには障害の予防、仕事や次回のランにむけて万全な状態をつくるためにもクールダウンは必要です。
ランのあとは血液が筋肉に集中して疲労が取れにくい状態
私たちは筋肉を使って運動しています。
運動中の筋肉にはエネルギー(栄養)と酸素が必要ですので、それらを運搬する血液は筋肉に集まってきます。
ですからランの直後は酷使された筋肉にたくさんの血液が集まっている状態。
このままにしておくと疲労物質や老廃物が溜ってしまい、筋肉の疲労がなかなか取れません。
そこで軽い運動をすることで血行を促進し、血液の循環を良くしてやる必要があります。
クールダウンで疲労物質や老廃物を早く流してしまいましょう。
クールダウンはラン後のめまいや吐き気の予防にも効果的
ランの直後にめまいや吐き気などの経験はありませんか?
これは上で説明したようにランによって血液が筋肉に集中してしまったために、脳に血液が十分にいきわたらず、一時的な軽い貧血を起こしている状態です。
脳は心臓よりも高い位置にあるために、筋肉に血液が溜っていると、なかなか脳まで血液が流れません。
貧血予防のためには、ランのあとにできるだけ早く血液を心臓に戻し、循環させて全身の隅々にまで血液を流す必要があります。
クールダウンで軽い運動やストレッチを実施し、血液をスムーズに循環させましょう。
疲労した筋肉をほうっておくと硬くなって肩こりのような状態に
ランによって筋肉は疲労しています。
そのまま放っておくと筋肉はだんだん硬くなり、伸縮性や柔軟性が低下します。
太ももやふくらはぎなどの下半身や、腕・体幹といったランでよく使った筋肉が、ちょうど肩こりと似たような状態になっています。
上でも述べたように血液を流して老廃物を取り除くことも大切なのですが、同時にストレッチなどの柔軟体操をして筋肉を十分に伸ばし、こわばりをほぐしてやる必要があります。
そういう意味ではオリンピック選手や陸上選手がよく実施しているスポーツマッサージも効果的で、疲労回復にはもってこいです。
ランで高ぶった気持ちを落ち着けることもクールダウンの大切な目的
疲れには肉体疲労と精神疲労があります。
ここまでは主としてからだの疲労やケガの予防に対するクールダウンの大切さを説明しましたが、精神状態をリセットすることもクールダウンの大切な目的の一つです。
ランによって「こころ」は大変高ぶった状態、クールダウンには高揚した気持ちをリラックスさせたり、落ち着かせたりする効果があります。
激しい運動のあとに軽い運動をしながら深呼吸すると、高ぶったメンタルは不思議と落ち着いてきます。
クールダウン中に交感神経の緊張は徐々に静まり、少しずつ副交感神経が働き始めるからです。
さらにストレッチを加えると気持ちはますますリラックス、筋肉の緊張感も和らぎます。仲間と雑談しながらゆっくりとクールダウンするのも効果ありですよ。
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株式会社ケッズトレーナーは、一般の方々や多くのスポーツ選手の皆さんに、種々の障害の緩和や機能改善・向上を目的として、様々な角度から施術を実施しています。一人ひとりの患者様と寄り添い、スポーツマッサージを通して安心・笑顔・元気をモットーに日本全国で活躍中です。
http://www.ks-trainer.co.jp/
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