初マラソンでサブ4に挑戦!かすみがうらマラソンはサブ4達成ならず。悔しい結果に【レッスン20】

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かすみがうらマラソンはサブ4達成ならず。悔しい結果に【レッスン20】

初マラソンでサブ4達成プロジェクト

マラソン初心者のHappy OL達が、2017年4月16日(日)「かすみがうらマラソン」でサブ4に挑戦!
本企画スタートからおよそ10ヶ月。これまで木村コーチと共にさまざまなトレーニングに挑戦してきました。
そしてドキドキ・ワクワクしながら臨んだ初めてのフルマラソン。
最高気温26度・快晴というマラソンには不向きなコンディションの中、Happy OL達はどんな走りをしたのでしょうか。

これからフルマラソンを走る人は、木村コーチが解説するフルマラソンの走り方をぜひ読んでみてください。

マラソンでサブ4に挑戦!初めてのフルマラソンの走り方の画像初めてのフルマラソンの走り方

最終的にフルマラソンに挑戦したのは2人

2016年6月に3人でスタートしたこの企画。
同年8月には2度めのフルマラソンでサブ4に挑戦したい2名が参加して、合計5人でトレーニングを続けてきました。
しかし、参加メンバーそれぞれの事情やケガで参加できない人が出て、「かすみがうらマラソン」に出場したのは江波戸知子さんと大木佐和子さんの2名となりました。

着実に走力を伸ばしてきた江波戸知子さん

江波戸さんは、木村コーチが組んだトレーニングメニューを忠実にこなし、ハーフマラソンでは1時間44分51秒の記録を出し着実に走力をアップ。
レース2ヶ月前の鍛錬期(2)には、月間走行距離が200kmを超え、かすみがうらマラソンで記録を目指す準備を整えてきました。

「距離走」でサブ4のレースペースとスタミナを身につけるの画像「距離走」でサブ4のレースペースとスタミナを身につける

ヒザに不安を抱えたレースになった大木佐和子さん

大木さんは、年明けからトレーニング量をふやしたことでヒザに負担がかかり、ヒザの痛みを抱えた中でのかすみがうらマラソン出場になりました。
木村コーチやケッズトレーナー中野の中尾院長からフォーム指導やマッサージなどの手厚いサポートを受けて、完走を目標にレースに臨みます。

かすみがうらマラソンスタート!

レース当日の土浦市の天気は快晴で最高気温は26度を記録。ここ3~4年は気温が低く、曇りや雨のレースが多かったかすみがうらマラソンですが、今年は例年になく非常に暑い中での開催となりました。

木村コーチはより確実にサブ4が達成できるようペースメーカーとしてレースに参加。
スタート前に3人でベストをつくすことを誓い合って、いざレーススタートです。

かすみがうらマラソン出場結果

江波戸さんも大木さんもベストを尽くしましたが、初マラソンでサブ4は達成できませんでした。
2人のレース結果を紹介します。

江波戸知子さんの初マラソン出場結果は4時間2分30秒で完走!

江波戸さんは、オフィシャルタイム4時間7分1秒、プライベートタイム4時間2分30秒で完走。フルマラソン女子2155人中192位でした。

これまでのトレーニングや地道な自主練習を経てスピード・スタミナ共に着実に伸び、初マラソンでのサブ4達成に期待がかかっていましたが、あと2分30秒届かないという悔しい結果になりました
スタートがDブロックだったため、スタートラインを超えるまでにおよそ4分タイムロス。また5km付近までは大集団での走りとなり、ペースをあげることができませんでした。
8km過ぎあたりからはペースが上がり、30kmまではほぼ5分40秒/kmペースで走っていました。しかし、30km以降は6分/kmペースまでラップタイムがダウン。ラスト2kmでもう一度ペースを上げましたが、フィニッシュゲートが目に入ったときにはすでにタイムは4時間を過ぎていました。
サブ4は達成できませんでしたが、暑さと強い日差しでリタイアするランナーも多くいた中、初めてのフルマラソンを目標に近いタイムで走りきったことは誇れる結果だといえるでしょう。

江波戸さんの初マラソンの感想

大会が近づくにつれて緊張するかなっと思っていましたが、前日からあまり緊張していなくて、準備万端にして、いいイメージを考えてぐっすり眠れました。
スタート前は少し緊張と暑さが不安でしたが、ついにこの時がきたっ!!と言う感じで楽しみでした!
並んでいる時から、人が多くて、スタート時も混雑していたけど、走っていると有名な人達、沿道の子どもやおじいちゃん、おばあちゃんの応援など、すごく温かい声援で助けられました。
サブ4を目指してトレーニングしていたので、ゴールの電光掲示板が見えた時、すごくショックでした。でも少しでも早くゴールしたくて、最後まで頑張って走れました。後は、熱中症対策や水分補給等、暑さの中での練習をもっとしておかないと、いけないと実感しました。
サブ4を達成したいので、これからもランニングは続けていこうと思います。いつかフルマラソンにもう一度チャレンジして、目標を達成しようと思います!!

木村コーチから江波戸さんへのコメント

サブ4達成という目標に向けて、昨年の準備期間から今年に入ってからの鍛錬期まで、トレーニング時間の作り方や自分の体調維持に一生懸命努めてくれました。
順調に進む中で昨年末にヒザの痛みに不安を抱えながらも克服し、見事にレースに合わせて準備してきました。
当日の厳しいコンディションの中でのこの記録は、サブ4に匹敵する素晴らしい結果です。

大木佐和子さんの初マラソン出場結果は17kmの関門でリタイア

大木さんは、2ヶ月ほど前から右のヒザに痛みが出ていました。
医療機関を受診した結果、炎症による痛みはあるもののフルマラソンを走ることに問題はないとのことでした。
しかし走ると痛みが出るのも事実。
レースに向けて大切な鍛錬期に走り込みができず、筋力とスタミナを十分につけられないまま、炎症を抑える処置をしてのレース出場となりました。
8kmあたりまでは5時間のペースアドバイザーの近くを走っていましたが、徐々にヒザの痛みがでてきてしまいペースダウン。

かすみがうらマラソンでは17km地点の関門を2時間15分(12時15分まで)以内に通過できないとリタイアになってしまいます。
大木さんが関門にたどり着いたのは、スタートから約2時間17分後。残念ながら17kmでリタイアとなりました。

大木さんの初マラソンの感想

かすみがうらマラソンの3週間前には歩くだけでもヒザが痛く、出場辞退を考えるほど落ち込みました。
ただ、木村コーチをはじめケッズトレーナーのみなさんがヒザに負担をかけにくい走り方のアドバイスやケアを一生懸命やってくださるので、この方々のためにも完走したいという気持ちが強くありました。
レース中はとにかく良い天気すぎて暑い!17kmの関門まではタイムロスをなくすため自分で用意したスポーツ飲料だけで行こうっと思っていましたが、あまりの暑さに給水所の水を身体にかけていました。
給水所は人が多くて時間をロスしちゃったなと少し後悔しています。

結果として17kmの関門は突破出来ませんでした。
練習が思うようにやれず、体力が落ちていたことも自分でわかっていたので、この結果に納得しつつも会場に戻るバスの中では汗とともに涙が出てきました。
あの時期にこうしてれば良かったなど反省点がいっぱいあるので、ヒザを治してハーフからフルマラソンまでリベンジしたいなと思っています!

木村コーチから大木さんへのコメント

この企画に参加したHappy OLの中で、唯一まったく運動経験がなかった大木さん。合同練習会に1番多く参加してくれましたが、最初は2~3kmを走るのも苦労していました。
そんな彼女もゆっくりですが、徐々に体力や走力をつけてスタートラインに立つべく準備をしてきました。
直前でヒザの故障が長引いてレースではゴールできませんでしたが、レースに向かうまでの努力や心意気は素晴らしいものでした。
何よりも苦手としていたランニングがこの10ヶ月を通して楽しくなり、これからも続けたいと笑顔で話してくれた彼女の変化に心を打たれました。

初マラソンでサブ4達成プロジェクトを終えて木村コーチの総括

約10ヶ月間、彼女達と共に目標のレースに向けて取り組んできました。
準備期間は十分ありましたが、その期間を上手に活用できた人、前半期間を上手く活用できず後半の頑張りから様々な形でシワ寄せができてしまった人で得られる成果がわかれました。
今回チャレンジしてくれたHappy OLの皆さんは生活・仕事環境も運動経験もまったく異なりましたので、それぞれの体力やライフスタイルの中でできる限りの努力をしてもらいました。
トレーニングにおいては、基本トレーニングからレースで目標タイムを目指すために努力の必要なトレーニングまで、バリエーション富んだ内容やトレーニング環境でやってきましたが、目標である初フルマラソンでサブ4という数字のところでは結果を出せませんでした。

しかし全員が走ること、段階を踏んでトレーニングを積み上げていくこと、仲間と一緒にチャレンジすることを通して大切なことを考え、そして多くを得たようです。
決して容易ではないチャレンジでしたが、「走ることが楽しくなってきた」「みんなで一緒に頑張りたい」「なんとしても達成したい」と、それぞれ気持ちに変化や目標をもつようになり、このチャレンジが終わってもランニングを楽しく続けていきたいと話す彼女達の表情が印象的でした。

きっとそんな彼女たちは、これから多くの方に正しく楽しく走ることの大切さや魅力を伝えていってくれることでしょう。

木村さん_プロフィール写真_B02

アドバイザー

木村 世希

SEKI KIMURA

ケッズ鍼灸接骨院中野GENKI JYUKU RUNチーフ

prof_nakao

アドバイザー

中尾 祐次郎

YUJIRO NAKAO

株式会社ケッズトレーナー ケッズ鍼灸接骨院中野 院長

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株式会社ケッズトレーナー

株式会社ケッズトレーナーは、一般の方々や多くのスポーツ選手の皆さんに、種々の障害の緩和や機能改善・向上を目的として、様々な角度から施術を実施しています。一人ひとりの患者様と寄り添い、スポーツマッサージを通して安心・笑顔・元気をモットーに日本全国で活躍中です。

http://www.ks-trainer.co.jp/

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